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高山の流鏑馬祭り

_080  前回の弥五郎どん祭りで触れた「高山の流鏑馬祭り」は十月十五日に催されました。当時まだこのブログを始めていませんでしたので、ちょっとさかのぼりますが今紹介します。
 高山町の四十九所神社に伝わる流鏑馬祭りは、当地の豪族・肝付氏がここに居城を定めた百年後に始まったといいます。肝付氏は伴(大伴)姓で、有名なかの大伴家持と同じ祖先を持つ名族で鹿児島を経由して十一世紀の初期に大隅半島の当地に弁済使として赴任して来ました。それから百年後と言うと平安時代末期になりますが、以来およそ900年、途切れた時代もありましたが連綿と今日に及んでいる古い奉納神事です。
_055 射る手には中学生が選ばれ、乗馬・弓引き・騎射の訓練を受け、さらに祭礼の一週間前から宮に籠もります。二日前になると7キロほど離れた東串良の海岸で汐掛け(みそぎ)をして本番に備えます。
 神社前の二町(220㍍)の馬場に三本の杉板の的が建てられ、それを射抜くのですが、三走して都合九つの的を狙ったうち何射が当たるかで豊作か不作かが占われるので、射る方も真剣勝負です。当日は中学生の父親が紋付を着て馬場を歩きながら塩で清めるという念の入れようです。
 今年は九射中七射が当たったので、親子ともどもほっとしたことでしょう。
 流鏑馬が済むと、南国大隅にも秋の気配がぐっと深まります。

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おおすみ祭礼と行事」カテゴリの記事

コメント

kamodoku様、こんばんわ。
今年は 念願叶って初めて高山流鏑馬の本番を見に行くことが出来ました。
本当に暑いくらいの良い天気の中、沢山の方々でとても賑やかでした。
一の的近くにいたので、目の前での落馬に射手の怪我が心配でしたが、最後までやり遂げた姿にとても感動しました。やっと見ることが出来た嬉しさと大きな怪我なく終わった安心感で涙が出ました。
記念にわら細工の飾り馬「うまっこ」を買いました。手作りでとても可愛いです。とても良い思い出になりました。

投稿: hanaori | 2015年10月24日 (土) 22時39分

hanaoriさん
 高山のやぶさめ祭りの日は、いつも真夏ような日差しに恵まれるのが不思議です。
 ただ見学者の立ち位置が馬走りの東側にあるため、午後の陽の向きが邪魔で、よい写真が撮れない欠点があります(プロは別でしょうが…)。

投稿: kamodoku | 2015年10月25日 (日) 11時50分

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