« かのやばら園(パートⅡ) | トップページ | 照葉樹の森ビジターセンターへ »

姶良川流域散策(その6)

Airagawakamino_001  神野地区に入る。

 中心で右へ分かれているのは「林道大根占・吾平線」でしばらく走っていくと珍しいものに出会った。

 何とダチョウがいたのだ。通りすがった時は柵のはるか向こうにいたのに車から降りて近づくと、こちらに寄って来た。Airagawakamino_007_1 4羽だったが、おとなしいものだ。

  以前、どこかやはり山手の所で七面鳥の飼育場を見たことがあったが、あれはうるさくていけない。

 新聞でたしか大崎町か志布志市のほうで、大量に飼い始めたというのを見たことがあるが、ダチョウは肉と皮と両方利用できて無駄のない鳥だからという触れ込みだったと思う。さて、採算に合うものやらどうやら、だろう。Airagawakamino_003

 再び神野の中心に返り、もう少し上流を目指す。

 相変わらず川は澄んだ流れを見せている。川の左手は道路、右手は生活改善センターがあり、さらにその奥にはちょっとした公園がある。

公園内に「ウォーターパール館」という名の施設があって、何でも暗室のような建物の中で水を垂らしながら特殊な光線を当てると、水がきれいな色に染まりつつ、水滴が上下して不思議な動きをするというものらしいが、300円払って見るほどもなかろうと敬遠させてもらった。

 それより澄んだ川の一部を仕切り、自然の流水プールなんかを造成すればいいのになどと思ってしまう。ここなら夏も涼しそうだし、大隅広域公園などとつなげば人もやって来そうだ。Airagawakamino_023 そう金もかかるまい。

 少し上流に上がると、またコンクリート製の「川底橋」があった。やはり対岸に広がる田んぼの作業用トラクター、トラックなどが渡るのだろう。

 渡ってしばらく上流に向かうと川からの水路が、滝のように勢いよく流れ込んでいた。

このさらに上が、神野に流れてくる二本の川「大川」と「永野牧川」の合流地点なのだが、残念なことに合流点の直下に砂防のミニダムが作られたため、葦の茂り放題のジャングル状態で入ることができなかった。Airagawakamino_024_2

 そこで再び県道に戻り、さらに上流に行く。永野牧川に架かる橋があり、それを渡ると道はもう一つの支流「大川」沿いの林道となる。200メートルほど行くと、左手にこんもりとした丘が近づく。

 そこには神野地区の守護神アイラツヒメを祭る「大川内(おおせんだい)神社」が鎮座する。アイラツヒメは神武天皇がまだ日向に居たころ后にした女性で、東征には参加せずここで残りの生涯を過ごしたとされている。

Airagawakamino_014_1

 

 道路を覆うばかりのクスの大木の所から、比高で15,6メートルだろうかよく手入れされたスギの植林の参道を行くとやがてお宮が見えてくる。

 参道の重々しさに比べると、社殿はかなり見劣りがする。拝殿は鉄骨製の吹きさらし、本殿はコンクリート製の、味わいとてない小ぶりなもの。

 Airagawakamino_017

 大和王朝の始祖王・神武のお后だったにしては、わびしいたたずまいではなかろうか。戦後の歴史から完全に否定された神武天皇であり、またその連れ合いの王妃であるにせよ、伝承は伝承としての価値は十分にある。

 誰が好きこのんで、こんな山奥の人目に付かない場所にひっそりと「嘘だった、存在しなかったお后」など祭るだろうか。やはり何らかの史実があったから祭っていると考えるほうが、理解できるし納得もできる。

     〈  神野地区の地図 〉

  中岳(吾平富士)の北の赤十字が大川内神社。神社を挟んで左の川が大川、右の川が永野牧川で、源流は大川のほうである。

Mapkamino 鹿屋市のスクロール地図はこちら

|

« かのやばら園(パートⅡ) | トップページ | 照葉樹の森ビジターセンターへ »

姶良川流域散策」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« かのやばら園(パートⅡ) | トップページ | 照葉樹の森ビジターセンターへ »