早期米の米作りー⑫
吾平温泉センター・悠遊ランドの前に広がる「吾平田んぼ」は見渡す限りの穂の海。
西風のやや強い梅雨の晴れ間、少し色づいた穂が揺れるさまはまさに波のようだ。稲特有の尖った硬い葉が、葉擦れの音を立てるのももうすぐだろう。
N さんの田んぼは、2週間前は他の田よりいくらか成長が遅いようだったが、見事に穂が出ていた。株の高さも優に70センチは超えている。
3月1日頃のモミの浸水から四ヶ月、田植えから三ヶ月の姿がこれだ。
一方、I さんの田は相変わらず生育がいい。
人間の妊娠にたとえるなら4ヶ月目に入ったというところか。穂の膨らみが目立ち出し、自然に垂れ始める状態だ。
その一方で長い穂の下のほうのモミ粒はまだおしべが見えていて、受精したばかりらしい。収穫まであとひと月だが、それまでには均質のモミにになって行くのだろう。
梅雨明けを思わせる強い日差しに、清流が恋しくなるが、I さんの田から帰る途中の橋を通ると、流れの中で親子連れが水遊びをしているのに出くわした。
さもありなん、今日は日曜日だった。
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