彼岸花(マンジュシャゲ)
駄犬「ビータロー」は平成5年生まれ、満14年の老犬。
去年の初夏、突然足がふらつき、もうだめかと思いつつも”洗濯”に精を出してやったところ、再びよみがえった。
どうやら、ダニかなんかだったらしい。以来、春から夏にかけては月に2回は”洗濯”するようにした。
一年余り、散歩は中止していた。本人もそうせがまなくなったこともあるが、とにかく草むらに入ることの好きな犬なので、また、草からダニをうつされるのもかなわないし、と手を抜いた。
だが、朝がすっかり秋めいてくると、飼い主もだが駄犬も立小便が恋しくなったらしい、9月に入ってから再び散歩に出るようになった。もう、往年の元気はない。以前は鎖持つ手が痛くなるほど、はあ、はあ、とむやみに引っ張ったのだが、今はおおむねこちらの歩調に合わせている。年を取るのも悪いばかりではないようだ。
三日前に行ったコースの途中(散歩コースは4つある)で、彼岸花を見つけた。あたり一面のサツマイモ畑の畦際である。
今朝、行ってみたところ、ちょうど満開に近い見頃になっていた。この赤さは毒々しいが、緑の中の良いアクセントにはなっている。
サフランもどきと同じヒガンバナ科の代表だが、似ているのは球根性であるのと茎くらいか、あとは似ても似つかぬ花たちだ。
秋の彼岸に合わせたかのように咲いている。律儀なものだ。
ごんしゃん、ごんしゃん、どこ行くの 赤い花なら マンジュシャゲ
(北原白秋「思ひ出」より・・・ごんしゃんはお嬢さん)
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