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天変地異か天罰か?

 妨害されたり、ブーイングが興ったりとさんざん注目を集めた北京五輪の聖火リレーが、ようやく他国を回り終えて自国に入った途端に起きた5月12日の「四川省大地震」。

 あるニュースによると、地元のチベット少数民族の間では、5月初旬から「何か大変なことが起きる」といううわさが流れていたのだが、当局はそれを一蹴していたそうだ。

 地震予知のうわさとすれば、たいしたもので、その後にヒキガエルの大移動が見られたというから、間違いなくその予知能力は本物だろう。ただ、うわさの出どころがあの暴動の震源地チベットと同じチベット族というところが、出来過ぎていてちょっと引っ掛かるが、この地震で件のチベット少数民も被害を受けているのだから、そこは考え過ぎかもしれない。

 被害といえばずいぶん大きなものだ。死者はすでに2万を越え、行方不明まで併せると5万になろうかという。温家宝首相がおっとり刀で駆けつけて救出の総指揮を執り、報道が逐一その姿を追って公表しているのも、これまでにない中国当局の姿勢で、好感は持てる。昨日はついに胡錦涛国家主席も現地入りし、温家宝首相と合流した。

 北京五輪に向けて、いかに中国が威信をかけて成功させようかという意気込みがよく分かる。ここはどうしても強力なイニシアチブで乗り切って、五輪を大成功させ、かって日本が東京五輪を成功させたことで発展の確かな基礎を築き上げたのに倣おうというのだろう。

 「毒入りギョーザ」事件が象徴するように、中国への信頼感が失せ果てた今、日本をはじめ数カ国の救助チームを受け入れたが、中国も面子を捨てて来つつあるという気もする。北京五輪が無事開催されるかどうか分からないが、五輪後の中国がどういう国になっていくのか注目せざるを得ない。

 しかし、中国の大地震で影が薄れたが、もっと酷いことになっているのが南隣りのミャンマーだ。

 5月2日のサイクロン被害は滅茶苦茶で、死者6万弱、行方不明7万余りと、軍政府が公式に発表した。その軍事政府は、援助物資は受け入れるが、人的支援は受けぬ――という。まさに北朝鮮にも劣る閉鎖性とちゃっかり性には呆れて物が言えない。

 軍事政府はもう長くないだろう。日本降伏後、再び英国寄りに軌道修正したとはいえ、近代ビルマ建国の父・アウンサン将軍の娘スーチーの復権する日がやがて来るに違いない。

 ところで東南アジアから北の中国大陸にかけて、3年半前のスマトラ大地震以来、今度の地震で一連の大規模災害が続いたことになる。南のオーストラリアの大干ばつもその一環と考えると、日本を含む東経100度台の天地が揺さぶられていると言ってもいい。

 地質学的に見ると5年、10年の単位は「秒読み段階」だ。それで言うと、東海地震がいつ起きてもおかしくはない。南海地震かも知れぬ。明日はわが身と考える癖を付けた方が「勝ち組」になるかもしれない。少なくとも「命あっての物種」「生きていれば丸儲け」という教訓は学んでおいて損はしないだろう(一般的な処世術としても)。

 

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