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普通作の稲刈り(鹿屋市野里町)

5月中旬から6月上旬にかけて植えられた普通作の米が、収穫期を迎えている。

 鹿屋市の中心市街地からは海上自衛隊鹿屋航空隊基地を挟んで3キロほど西に行った所に開ける野里町の大津田んぼ地帯では、朝から家族連れがやって来ていた(後方の連山は高隈山)。0927nozato_006

このあたりはコンバインを使わないで、バインダーという刈り取りと束ねを同時にやる機械を使っている。

 そうなると当然、掛け干しによる天日乾燥ということになる。人によってはこの太陽光の自然乾燥の米のほうが美味いし、日持ちがすると言う。0927nozato_004

バインダーが入る箇所と残りの三箇所の角の部分を、一坪ほど手で刈り取っておく。そうしてから機械を入れて刈り取り始める。0927nozato_003

この田んぼではバインダーを2台使って刈り取って行く。

 刈り取られた稲束は機械の右手へはじき出され、地面に幾何学模様を作る。0927nozato_001

すでに一枚の田は2,3日前に刈っていたのだろう、見事に掛け干しがなされていた。

 掛け干しは普通一段に干すが、野里地区はこのように二段構えに干している田が多い。

 掛け干しに使う「立て棒」の節約のためだろう。合理的だ。0927nozato_017

 きれいに舗装された田んぼ道を向こうへまっすぐ行って突き当たり、左へ折れて大津集落入り口に架かる「大津橋」の手前に出ると、そこには立派な「田の神」が鎮座する。

 これが県指定文化財の「野里の田の神」だ。見るからに福々しい。かなりメタボ気味のタノカンサーだが、「鈴を手に持つ神舞型」としては県内最古(寛延4=1751年)なので指定されたそうだ。0927nozato_011

 野里のこの広大な大津田んぼ地帯は大隅半島に多く見られる「シラス台地を穿ってできた窪地状の田園」の典型で、周囲の高台にある集落と田んぼ地帯との境には田の神や青面金剛像、観音像などが散在する。

 吉国橋近くに鎮座するのは「青面金剛像」でその奥には首のない仏像がある。0927nozato_014

上の石造物たちとは田んぼを挟んで真反対の用水路沿いにも、アベック田の神と、上水道記念碑、用水路記念碑など一列になって田んぼを見守っていた。0927nozato_015

 アベック田の神とは用水を挟んだ集落入り口の角には、観音様らしき坐像が、古い灯篭とともに鎮座していた。

 昔は観音堂などという堂宇があったものか、住宅敷地の角が一坪ほど欠けた中にあり、ひっそりと村びとや通行人を見守ってくれている。

 台座に刻まれた文字には「文化三(1806)年」とあった。赤味がかった凝灰岩製である。

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