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照葉樹・常緑樹(鹿屋市東原町で)

鹿屋市の北半分は笠野原台地が大部を占めている。

名高いシラス台地だが、台地上の道路はどれも真っ直ぐで、北部から南部に位置する鹿屋市街地まで、最長で12キロの直線道路が走っている。

よく晴れた今日(2月5日)の午後、直線道路の一つ「水道線」を走っていると、道路沿いの生垣がやけに明るい。205hikaruhatoume_003 単調な走りで眠くなりそうなのを覚ましてくれる明るさだ。

ちょうど午後の太陽光が、生垣の葉に反射してこちらに照り返している。205hikaruhatoume_002

まるでイルミネーションだが、近くで見ると2種類の照葉樹で、手前のはおなじみの「サザンカ」だった。

 むこうのも照葉樹には違いないのだが、名前は分からない。205hikaruhatoume_005

一本東寄りの直線道路では、瀟洒な生垣の一部がてかてかと光り輝いていた。

 これは椿のたぐいだろう。石灯籠と明暗を分けているようで面白い。

 庭の内部に通じる道があったので、単車を停めて入ってみた。205hikaruhatoume_007

広い庭で、道路から20㍍もある先の植え込みに、白梅と紅梅が5~6部咲きで見事なものだ。どちらも高さは8㍍くらいの結構な古木だ。

 おまけにその間にはミカンの木もある。下の方は既にもいだのだろう、天辺に近い部分にだけたくさん実が残っている。

 剪定が行き届いていないのだろうか、野生化しているような樹勢だ。

 昔、垂仁天皇の時代、但馬出身のタジマモリが常世国に渡り、苦節十余年の末についに「トキジクノカグノ木の実」を手に入れて、天皇に献上しようとして帰還したが、肝心の天皇はもう亡くなっていた。それでタジマモリは天皇の御陵の前で「おらび泣きして自死した」という伝承があるが、その手に入れた「トキジクノカグ(常に光り輝いている)」の木の実こそが、ミカン・橘のたぐいだと言われている。

 1700年ほどして、こんな風に野生化するまで日本で繁殖していようとは、タジマモリもびっくりだろう。205hikaruhatoume_011思えば、ミカンも常緑樹で、照葉樹とともに冬でも太陽さえ出れば「光合成」を行い、われわれに酸素を供給してくれる。

 実も有り難いが、常緑樹・照葉樹のそういう能力は、われわれを裨益すること甚大ではなかろうか。

納屋の柱ごとに繋がれた3匹の茶色系の犬たちが、「怪しい奴め」とばかり吼えていた。

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