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この木なんの木、気になる木(鹿屋市田崎町にて)

いま満開を迎えている梅を写しに出かけたところ、不思議な木に出会った。205hikaruhatoume_027

鹿屋市の田崎町から下堀町へ抜ける道路沿いを走っていると、凝灰岩製の赤い塀越しに満開に近い梅が目に入った。

 隣りにはサザンカもまだ白い花を残している。対比が面白いので写したのだが、その向こうに何だこれは、という形のまん丸い不可思議な木が見える。205hikaruhatoume_028

近寄って写したのがこれ。

 万歳をした裸の人間が、巨大な丸い物を頭の上に載せているようにも見える。

 よく見れば、ヒトツバの木だった(手前の生垣もヒトツバ製である)。

 ヒトツバは鹿児島独特の命名で、イヌマキのことだ。イヌマキはもちろん槙の一種だが、本槙とされるコウヤマキに対して、それより劣るもの(亜流のもの)という意味で「イヌ」が冠せられたという。言わば「差別用語」。

 もっとも本槙(コウヤマキ)は、記紀のスサノヲノ命の段によればスサノヲによって「棺おけに良い」とされた木であるあるから、今日風に考えれば「縁起でもない木」だろう。

 だが、本来、人生最期に身を入れる棺おけは「聖なる物」であったから、「縁起の悪い木」ではない。

 話が少しそれたが、このおそらく百年は経とうという木がかくも見事に刈り込まれるには、少なくとも50年はかかっているのではあるまいか。何とも気の長い話ではある。205hikaruhatoume_029

鹿児島では、庭園樹としては普通このように刈り込まれる。

 ヒトツバが一番利用されるのは防風林としての垣根である。この木は風にめっぽう強く、台風銀座鹿児島にはなくてはならない存在となっている。

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