明日(4月25日)から6月7日(日)まで開催される2009・かのやばら祭りに一日先んじて出かけてみた。
ここ二年続けて購入している年間パスポート(カード)が、今日で期限切れだったこともあり、入場口の券売機で「パスポート更新券」を1200円で買う。これを持ってパスポート発行窓口へ行くと、更新の日付を入れてくれて一年延長になるのだが、カードが汚れているとのことで新しいカードを発行してくれた。テレホンカードと同じ大きさである。
去年は記録的な遅咲きで、ゴールデンウィークが過ぎてからようやく見頃を迎えたのだが、今年は早い。
4月24日現在で、おおむね3分咲きといったところだ。もう十分観賞に値している。
どこかのカトリック修道院のシスターが三人、ツルバラの棚の下のベンチで休憩している前を、トロッコ花車が通り過ぎて行く。
今日は子供連れはほとんどいないので、乗っているのは高齢者ばかりだが、園内を3分ほどで一回りして300円だったか、もし子供が「乗りたい」と駄々をこねたら、たいていの母親は「あんたには足があるんでしょ。立派な足が!」とどやすに違いあるまい。
(それとも「ソフトクリームとどっちがいいの!?」とうまいこと関心をそらす母親もいるだろう。こっちのほうが子供にとっては絶対的だ)
ドイツ作出の花の色はこんな色が多い。オーソドックスで、そういう意味では最もバラらしいバラ。
しかしやはりバラといえば真紅だよな、と言う向きにはこれ。
いや、もう、あまり濃厚なのは胃が(?)受け付けない、と言う手合いにはクリームイエローなんてのもある。
そうだよな、でも、可憐でなくちゃいけない、というおじさん好みだったらこれだな。
あれもいい、これもいいと品定めにきょときょと歩き回っているうちに、昔のバラ園に出た。
昔の、といっても今もバラ園の一部で、現在の「かのやばら園」がグランドオープンする前は、展望所のすぐ下に2~3ヘクタールの広さしかなかったのだが、4年前にここを含めて全体が8ヘクタールに拡張され、名実ともに西日本一のバラ園となった。
同じ場所から目を少し東に転じると、バラ園の向こうに「横尾岳・陣ノ岡」の山系が望まれる。
陣ノ岡(482m)は南北朝時代後期から室町時代にかけて、大隅半島南部を二分して争った「肝付氏」と「祢寝(ねじめ)氏」の境界線で、祢寝(ねじめ)氏はしばしば南からあの陣ノ岡を越え、肝付側に攻め入ってきたという。
歴史に浸りつつ、鮮やかな余りにも鮮やかな色とりどりのバラたちの間を逍遙していると、その可憐さにはっとさせられるバラがあった。
これは日本の作出で、作出は「京成バラ園」とあった。例によって名は覚えないのだがたしか「(何とか)の舞」であった。名なぞどうでもよい。ほのかに立ち昇るピンクが何ともいえない可憐さだ。
ばら園をぐるっと回ってきて最後の花園にあるのが「プリンセス・かのや」。
赤白のコントラストが愛らしく、また気品をも生んでいる。
それでも、プリンセス――と呼ばれるのはこの花くらいまでか、今年のプリンセスはどれも花がとても大きいように思われた。
こうなると王女様ではなくて皇后様、いやそれを通り越して皇太后様か。
メタボリックは人間様だけではないようだ。
今日ひと通り回って見た中で、色合い、形ともに揃った最高のバラと感じたのがこれ。ただし例によって名は覚えられなかった。
ただ、一株だけ忘れようにも忘れられぬ名の持ち主があった。それは・・・・・
「チンチン」だった。
フランスの作出だからフランス語だと思うが、何という意味だろう。
まさかおなじみのあのチンチンではあるまい。
<かのやばら祭り案内>
期間 4月25日(土)~6月7日(日)
開園 9:00~18:00
入園料 大人600円
年間パスポート 1800円(初回のみ。更新は1200円)
※期間中は特別バスなど運行される模様。また、イベントも多い。かのやばら園のサイトはここ。
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