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クス若葉は紅葉?(鹿屋市横山町)

今朝はえらく冷え込んだ。午前六時半、いつものように負荷付きのラジオ体操をしようと庭に出るとき、玄関口の温度計を見たら1.5度。庭には至極うすいが霜が降りていた。大寒ッ!!

それでも風は無いので日が昇るとどんどん温かくなった。横山町にある最寄りの郵便局に自転車で行く途中、畑の向こうの高隅山が春霞に全容を見せているのを写すと・・・402kusuwakaba_010

春なのに紅葉が見える。

 正体はクスなのであった。近づくとクスの森・・・というより林が畑の中に古墳か浮島のように茂っている。402kusuwakaba_001

土地の主が園芸用か街路樹用に売ろうとして植えておいたのだろうが、もう売ろうにも大きくなり過ぎているようだ。

 こんなタイプのクスの林は横山町ではよく見かける(笠野原台地の方にも多い)。

 植えた主の思惑をよそにクスはすくすくと育った(笑)。402kusuwakaba_005

道路際のクスが最も「紅葉」していた。

 「黄葉」しているのもある。402kusuwakaba_006

正体はクスの新葉だが、こちらの赤はアカメガシワの血の様な紅色ではなく、抑えたパステルカラーの赤色で、結構、品のよい色合いだ。

 少し日が経つと、下の葉のように黄色味を帯びてくるので、まるで「黄葉」。

 ひとり二役、あたかも秋の紅葉・黄葉の極く少ない南国人へのプレゼントの如し。402kusuwakaba_007

横山町の里山(頂上の平坦地には、ばら園がある)「霧島が丘」の山腹にも、杉や椎などの常緑樹に混じって、クスの若葉が燃え立って見えるようになって来ている。

 杉もクスも『書紀』の神話によれば、高天原で狼藉を働き、追放されたスサノヲノミコトが「韓郷之嶋」に渡る際に無くては困るからと作らせた「浮宝(うきたから=船)」の材料の木だ(「一書の五」による)。

南九州に圧倒的に多いのがこのクスであり、杉も屋久島をはじめ巨木・古木が多い。スサノヲはどうもやはり南九州と関係が深いように思える。

 『後漢書』安帝紀に見える「帥升(ソッショウ)」は倭語の「そつしお」で、意味を漢字化して表すと「曽津之男」、つまり「曽の王者」であり、私見ではこれがわがスサノヲのことではないか――と考えるのだが、如何?

 閑話休題・・・・・今年は春一番までの厳寒と、春一番から一ヶ月近くの暖冬、そして3月半ばからの冷え込みで、早春の花は遅れて咲き、陽春の花や若葉は早まっているので、早春と陽春がごちゃ混ぜになっている感じがする。

 同じ横山町の街中では、ソメイヨシノが満開を過ぎてもなかなか散らずに残り、一方ではもう八重桜が満開になった。402kusuwakaba_008

また、いつもは4月半ばくらいから咲き始め、ゴールデンウィークの直前ごろに満開になる大ぶりのツツジが、鮮やかな花を見せている。402kusuwakaba_009

これだと、あと4、5日で来る小中学校の入学式の時、児童・生徒たちは咲き残ったソメイヨシノと満開の八重桜、それに見ごたえのある鮮やかなツツジの群れに迎えられるだろう。結構なことである。

 

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