シジュウカラが庭に
8時過ぎ、朝食後の茶を飲みつつテレビを観ていると、庭の方から聴き慣れないが親しみある鳥の声がする。
庭を通過するだけなら、重い腰を上げるほどのことはあるまいと再びテレビに顔を向けるが、鳴き声が長いうえ、庭のT字型の洗濯物干しに飛び移ったりしているのが目に入ったので、そうっと立ち上がり庭に面しているガラス戸のところから覗いてみた。
シジュウカラだった。
特徴ある頭からのど元への黒頭巾。灰色の体毛。間違いない。
鳴き声も典型的な「ピンカラ、ピンカラ」ではなく、若干「なまっていた」ような気がするが、とにかくこの地に来て6年目にして初めて庭に来たのだ(と記憶する)。デジカメを取りに走ったが、その間に我が家の庭を離れてしまった。
惜しいことをしたと思った。だが、どうやら隣りの家の方で鳴いているようだ。
あわてて、お隣りの庭が見える部屋に行き、ガラス戸から眺めると・・・、隣人が趣味で建てた無線通信アンテナ塔に、せわしなく動き回る鳥の影が見えた。
趣味とはいえこのレベルになるとほぼ「地球の裏側」との交信も可能だそうで、お互いに交信したという証拠のカードを交換するのが礼儀作法らしい。以前お邪魔した時にそんなカードの詰まったアルバムを見せてもらったことがあった。
一羽がアンテナを支えるワイヤーにとまっていた。オスかメスかは分からない。
こっちがオスかいな。
春の子育ては終わったのかい?
なに?―新しいカップルです?
おや、後を向かれちゃったよ!
やっ! 飛び立ったぞ。
おや、真っ直ぐ向こうに行くんじゃないのかい?
ええ?―いちおう、さよならの挨拶です―って?
へえ、関心だねえ。
今年は3月の下旬頃に、庭に秋鳥のモズがやって来て面食らったが、シジュウカラがこの時期に姿を見せるのは普通なんだろうか?
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