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鴨着く島のアイガモ(鹿屋市池園町)

昼前、珍しく日が差してきたので、ちょっと川沿いに行ってみようかと単車で下りてみた。家から1.5キロほどの田んぼ地帯である。704aigamo_008

 このあたりは大姶良川の左岸で、上流の大姶良田んぼ、獅子目田んぼについで豊かな田園が広がっている。

 右手の土手の向こうの川が東へ流れ、飯隈田んぼに突き当たるまで、2キロ近くうねうねと田が続く。704aigamo_001_2

その一角になにやら青いネットを張り巡らした田んぼがある。

 アイガモ田だ。

 田植えしてから一ヶ月くらいだろうか、稲の高さは20センチを越えたくらいである。

 見渡したところ、アイガモの姿はないので、小屋をのぞいてみる。704aigamo_002

無人だった(いや、無鴨だった)。704aigamo_005

ネットに沿って歩いてみると、いたいた、10羽くらいが泳ぎ回っている。704aigamo_006

おそらく孵化後一ヶ月かそこらの幼鳥だ。

 もう一人前に頭を水の中に突っ込んで、餌をあさっている。704aigamo_007

 かれこれ併せると20羽くらいがせっせと「仕事中」。

アイガモはマガモとアヒルの合いの子で、飛ばないところはアヒルに、粗食に耐えるところはマガモに似ている。

 つまり、家禽として両方の役に立つ属性のみを活用するために、人間が作出した傑作である。

 アイガモがあさるのは水の中の小動物やプランクトンで、こうして水をかき回し、歩き回る(泳ぎ回る)ことで、雑草の繁茂が抑えられる。

 また糞が肥料になる。

 というわけで、除草の手間が要らず、肥料も少なくて済む。

 だが、それ以上に「アイガモが入っている以上、農薬や除草剤は使えないので、この田の米は安全・安心です」ということを消費者にアピールできるのが、価値としてはより大きい。 704aigamo_004

自分も実は昔、肝属郡田代町(現・錦江町田代)の大原地区で米を作っていたときに、アイガモ農法をやっていた。

 7,8枚の田でやっていたが、ある山沿いの田では猟犬がネットを越えて入り込み、噛まれたり追いかけられたりして5,6羽死んだことがあった。

 そんなことも、今となっては懐かしい・・・。

 この田はあと1ヶ月半くらいで水を落とすことになり(中干し)、その時にアイガモはお役御免になる。

 最初、田に放つ頃は500グラムもなかったのが、その頃には2キロくらいにはなっているはず。

 来年の繁殖用に4,5羽は残すが、あとは肉用に販売する。もちろん自家用にも食べるが、味は歯ごたえがあってさっぱりしている。なにより貴重なのが骨のガラで、鍋物の出汁としては最高だろう。残った出汁でラーメンの麺またはうどんを煮てみると、そのコクには誰しも驚くだろう。

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