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広島・長崎原爆忌

オバマ大統領が「世界で初めて(広島・長崎へ)核兵器を使用した道義的責任を感じている」とのプラハ声明を出したというのに、「エノラ・ゲイ」機の搭乗者で生き残っている人物は、相変わらず「原爆を使用することで、太平洋戦争の終結を早めた。日本占領時の犠牲者が少なくて済んだ。謝罪する必要はない」と言ってはばからない。

 それなら聞くが、なぜ軍事施設に限定して落とさなかったのか? なぜ学校も病院も何もかも民生用に存在する一般都市のど真ん中に落としたのか? 

 紛れもなく「戦時国際法」違反だ。無辜の大衆が死傷するような場所に対する戦闘行為は避けなければならないのが原則だ。

 勝てば官軍で、何をやっても構わないでは済まない。打った弾が「勢い余って非戦闘区域に飛び込み、仕方なく死傷者を出してしまった」といったレベルの問題でもない。

 人類史上稀な「残虐非道」が行われたのだ。明らかに一般住民の暮らす町のど真ん中を狙い済まして落としたのが「核弾頭リトル・ボーイ」で、その結果どのようなことになるかも、先刻ご承知の「人体実験」が目的だったろう。そこには有色人種(非白人)への蔑視が横たわっていたのだ。

 まさに、ナチスの「ユダヤ人大虐殺」に匹敵する「非道」であった。

 『江戸の仇を、長崎で討つ』ということわざがあるが、アインシュタインやトルーマンなどユダヤ人が、「ユダヤ人大虐殺を行ったナチスへのあだ討ちを、日本人へ。それも広島・長崎で討った」のだとすると、奇妙にも<長崎>が符合するから不思議だ。いや、不思議というより、身の毛がよだつ。

 こんなことは、もうこれっきりにしてもらいたい。オバマ大統領のような非白人は、自身の体験から「あんなひどいことをしたのは、有色人種である日本人に対する差別があったからだ。どう考えても、同じ白人に対してはしなかったろう。恥ずかしいことだ」と、今度アメリカの指導者として初めて「道義的な罪」は認めた。

 もちろん「実質的な罪」は認めようとしないだろう。認めたら、被爆者から「損害賠償請求」が出されるからだ。その額は天文学的な数字になるはずだ。

 エノラ・ゲイの生き残り搭乗者が、いつまでも「戦争終結を早め、犠牲者を少なくした」と言い張るのであれば、たとえば広島・長崎で雲散霧消した死者のうち、罪の無い児童生徒を原告にして「損害賠償」を国際司法裁判所へ訴える手もある。

 児童生徒自身にはアメリカへの怨念はなかろうが、そうすることが世界平和を希求する国際世論を喚起する大きな手立てにはなるだろう。

 

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