小さい秋見つけた(ホトトギス)
昼の2時間ほどしか日の差さないわが家の西の一角、隣家との境に、今年もホトトギスが咲いた。
朝の11時頃、ちょうどそこへ日が差し、けっして鮮やかとはいえないが、独特の花弁が見えた。
ちょっと芸がなく、ただ単に広げた感じの葉っぱの列の真ん中に、今年はよく密集して花を付けている。
ホトトギスとは、花弁の中の模様が鳥のホトトギスの首から腹にかけての紋様にそっくりなことから名付けられたそうだが、面白いのは花弁の真ん中から飛び出したおしべ・めしべにも同じ模様があることだ。
地面に近い一枝にはこれ一輪しか咲いていないが、目一杯に大きな花を咲かせている。
隣家の垣根に向かって四、五本の長い茎が伸び、それぞれが多数の花を咲かせている。
今年は少雨乾燥が続いたので、葉っぱが黄ばむのではないかと心配したが、どうやら杞憂だった。例年よりむしろ青々としている。
ホトトギスの花は、高隈山が有名で「タカクマホトトギス」という固有種があるくらいだが、これは肝属郡旧田代町の大原地区に自生していたのを採取して、持ってきた。今年で10年目の株だが、ようやく鹿屋の平地の気候に合ったのだろうか。
彼岸花と同じ時期に咲き始め、秋を告げる可憐な花である。
「小さい秋」見つけた。
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