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夫婦別姓

鳩山内閣の千葉景子法務大臣は「夫婦別姓」に非常に前向きと聞く。

 「夫婦別姓」の論議は、もう20年位前になるだろうか、ある大学教授だったか講師だったかは忘れたが、学会の発表論文などで結婚前の姓名が定着しているので自分はこれからも「旧姓」を通したい――という趣旨で裁判に訴えた女性研究者がいて、随分話題になった、と記憶する。あれから別姓論議がやかましくなったと思う。

 自民党政権では、「別姓にすると家族の一体感が薄れる」という考えが支配的で、結局日の目を見ることはなかったが、今度の法務大臣は違う。やる気まんまんのようだ。

 実は別姓論議にはフェミニストの後押しがある。千葉法務大臣の別姓へのモチベーションもそこに根拠があるのかもしれない。

 しかしよく考えて欲しい。現在の日本人の姓は確かに男系で、おそらく結婚したカップルの95パーセントは夫の姓を名乗っているし、妻の姓を名乗る場合でも、実はその姓は妻の父方の姓がほとんどなのだ。

 何のことはない、女性の側でも結局は男系であり、ただ自分が幼少のころから馴染んでいる姓だから、父方の姓をそのまま名乗りたいというだけに過ぎない。そこには自分の母方への配慮はない。母よ怒れ!

 もし、公平に姓を選択するのなら、夫方の父母の二つの姓と、妻方の父母の二つの姓の都合四つの姓から選択をしなければなるまい。

 それに子どもはどうする? たとえば20歳になって自分の希望の姓を選択するというのでは、もしそれまでと違った姓を選択した場合、彼(彼女)のそれまでは何だったの??という疑問にさいなまれるだろうし、親の希望と合わなかったりしたら親子喧嘩も頻発するだろう。まして「何とか相続」などが絡んでくると、紛争はより大きくなるだろう。

 そこまでして別姓にする意味が分からない。

 そもそも姓なんてそんなに大切なものなのだろうか?「いやあ、俺のうちはもと貴族でね。姓で分かるだろう?」というような手合いがはびこるだけではないか。だいいち日本国で最も高貴なる家系である天皇家には姓はない。

 明治になって万人に姓が付いたわけだが、その志やよし。どうしても別姓をという人には明治の造姓に見ならい「ペンネーム」(今ならブログのネームか)という形でどんどん名乗ったらいいのだ。わざわざ法制化する必要はあるまい。

 

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コメント

ほんと、夫婦別姓を希望する他人夫婦に口だしする独善的な選択的夫婦別姓反対の馬鹿にはつける薬がありませんね。

投稿: 白 | 2013年7月 5日 (金) 17時26分

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