マザコンとゼネコン
鳩山首相の事務所に渡った母親からのマザコンマネー12億円余りは、首相自身の口からはどのような金だったかは語られないまま、贈与税6億円を国税庁に納めてケリがついてしまった。
あるところには有るもんだよなー、で、報道もそれからは触れることがなくなったが、今度は以前から取り沙汰されていた別のマネーの問題が浮上している。
小沢一郎民主党幹事長がポンと4億円を出し、都心の高額な土地を買ったが、その資金の正式な記載が無いことで、後ろめたい金ではないかと臆測が飛び交っている。
そのはるか前に、すでに小沢幹事長の秘書がゼネコンによる不正献金疑惑で逮捕されているので、そちらとの絡みがあるのではないかというわけで、地検が事情聴取を計画しているとも聞く。
無いわけがない――というのが真相だろうが、事情聴取で一郎自身が否定すればそれはそれでおしまいになる。ましてや国会議員には不逮捕特権というものがあり、聴取は形だけのものになるはずだ。
それより政党助成金の使途の方が問題だろう。主にゼネコンによる賄賂性の献金を断ち切るために導入された政党助成金はいったいどのように使われているのか。もし余った場合、国庫に返還されるのか。
おそらく「どうせ返還するのなら使い切ってしまえ」となるに違いない。そうなると税金の無駄遣いもはなはだしいものになる。それとも官庁でよくある「裏金」としてプールされているのだろうか。
いずれにしてもクリーンなイメージだった民主党が、金にまつわるうす黒い霧に覆われてしまった。あの斬新な「公開事業仕分け」がまだ網膜の奥にこびりついているだけに、残念なことだ。
しかし期待もまだある。国内問題より、国際問題に新しい時代の扉を開けて欲しい。戦争に敗れてズルズルと引き摺って来たアメリカとの関係を一度清算し、真に日本らしい国際関係を築いて行って貰いたいものだ。
マザコンとゼネコンとを抱え込んだ民主党にそれができるかどうかだが、あの日本占領時の連合軍司令官マッカーサーも実はマザコンだったらしいから、本人自身の属性と役職上の属性とは必ずしもシンクロしないのかもしれない。
むしろアメリカにとっては捉えどころのない人物(宇宙人などと言われている)の方が、思い切った国策に打って出られるのではないか、とも期待する。
(マザコンではもう一人の超有名なアメリカ人を思い出した。エジソンだ。エジソンの母は「孟母三遷」よろしくわが子エジソンの特性を見抜き、自ら教育を施した)
初の宇宙人総理?鳩山由紀夫
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