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おおすみ歴史講座の開講

平成22年度『おおすみ歴史講座』の第一回がつい先ほど終わった。

 平成21年度に続き、今年一年は大隅半島の北部を中心に学んでいく。

 北部とは現在の志布志市、曽於市、垂水市などが該当する地域だ。

 今日はそのうちの志布志郷を対象とした。志布志郷は現在の志布志市とほぼ重なる広い範囲で、種本の『三国名勝図会』の青潮社版では実に78ページにわたって記述のある大郷である。

 今日はその3分の1程度しかカバーできなかったので、来月、来々月の3回に分けて学んでいくことになった。

 志布志湾と言えば、真ん中に「ビロウ島」が浮かぶが、その名の由来となった「蒲葵(びろう)」は奈良時代からその葉が珍重され、延喜式の記述にも「蒲葵の扇」や「蒲葵の御車」などが表れているが、その材料となった「蒲葵の葉」はすべてこの「ビロウ島」の産だそうである。22516sibusigou  ビロウはヤシ科で、元来熱帯の海洋性植物であり、アブラヤシなどのように高木でその大きな実が大変有用な植物なのだが、亜熱帯の志布志湾では高木にはならず、せいぜい5,6㍍の高さにしか成長しない。大きな実をつけない代わりにその葉が有効利用され、奈良時代より「扇」をはじめとして「丸笠」や「牛車の日除け窓(蔀=しとみ)」などに使われた。

 志布志の土産(名物)としては最古に属する、と『三国名勝図会』では高く評価されている。

 『三国名勝図会』から学ぶ「おおすみ歴史講座」の第2回は、6月13日(日)。無料なので、興味ある方は自由に参加されるとよい。

   参考までに大隅史談会のホームページ

       「鴨着く島 おおすみ」 http://kamodoku.dee.cc/

      

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おおすみウォッチング」カテゴリの記事

コメント

管理人さんその後永い間失礼しています。
私事多忙もあり隼人と北部九州との関係は如何との宿題に答えられないまま、郷里の新鮮な風土懐かしく毎回閲覧だけはさせて頂いております。

先日の串良月読神社例祭が今も行われているとの御紹介有難うございました。もうすっかり廃れて永年行われていないと思い込んでいただけに嬉しくてたまりませんでいた。

また今回の「ビロウ島」記事、昭和20年代中頃海水浴に行ったことがあり懐かしいです。当時母が眼病で志布志の病院に永入院して居り、病院庭で内之浦行きの連絡船から流れる流行歌「村の一本杉」に聞き惚れていたものです。

先の「隼人と北部九州の関連」小生にはなかなかの難題です。昨年末宗像大社の博物館館長に関連の手掛りは無いか聞いてみましたが不明でした。
北部九州は大陸半島との交流の歴史が深く痕跡も多いですが、南部との交流痕跡は小生の知る限り南洋貝の遺跡出土ぐらいのものです。
かって一ヶ月ほど滞在したことがあり友人に阿比留一族がいることもあって今対馬の歴史に関心があります。
種子島でしたか対馬の豆酘でも行われていた赤米栽培、和寇の根拠地として大隅半島も在った事、つい近年まで沖縄の漁民が対馬海流を利用しサバニ舟で能登半島沖まで航海していた事実などかっては相当交流が深かったのでは。
友人によれば対馬には有名な海人神社はじめ500以上もの神社があり日本人の神社信仰のルーツ、豊玉町はトヨタマヒメの由来とか?
そういえば貴殿の「鴨着く島」説の鴨も半島から対馬を経て肝付川河口まで飛んで来たのかも!
昔九州各市町村を廻ったことあり、特に長崎西岸の一部では鹿児島弁ことに大隅弁に酷似していたに驚いたこともあり、また博多沖縄航路で何と島島が続いて近しいことかと感嘆したことがあります。

半島含め南北九州交流史、対馬海流史も小生の関心をそそりますが、なんといっても大隅の歴史こそ最大の関心事です。大隅の地にこそ現代日本の混迷を晴らす古来先人の「心と知恵」が眠っていると夢想するからです。
その意味で貴会のますますの発展を祈念申し上げます。


投稿: 南風人 | 2010年5月19日 (水) 02時35分

 北部九州と隼人との関係いかん?との疑問があるそうですが、神功皇后紀に登場する
 「向櫃男・聞襲大歴・厳之御魂・速狭騰男尊」
 (ムカヒツノヲ・キクソオオフ・イツノミタマ・ハヤサノボリヲ尊)
という北九州の企救地方の首長的人物(?神)が、どうも南九州の襲人のようです。

 これについては次のブログをご覧ください。

http://kamodoku.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_6f8f.html

投稿: kamodoku | 2010年5月22日 (土) 09時04分

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