大賀ハス(鹿屋市横山町)
鹿屋市の南部、横山町の一角に浄土真宗のお寺「真光寺」というのがあり、そこの境内にあの有名な大賀ハス(千葉県検見川の泥田から大賀博士によって発掘され、2千年前の物と認定された)が咲いているというので出かけてみた。 県道沿いの入り口から境内に入って右手、鐘楼のまん前にささやかな水路が掘られ、そこに多数のハスの葉と茎が勢いよく伸びていた。
鐘楼に向かって左側に小さな太鼓橋があり、そのすぐ傍のハスが花を咲かせていた。
ちょっと開き過ぎていたが、紛れもなくハスの優雅な色合いと咲きぶりだ。
説明板によると、鹿児島の植物学者・国分重春という人の手に入れた大賀ハスが県内に広がり、大隅の大崎町の西光寺が入手したハスからこちらの真光寺に伝わったそうである。
千葉県千葉市検見川で最初に発見されたのが昭和26年。それから約60年、本土最南端に近いここ鹿屋市横山町にまで広がったことになる。
外来種には違いないが、2千年前の弥生時代に関東中央部ですでに根付いていたハスだから日本固有種とまではいえないにしても、在来種といって差し支えない。素直にその風趣を愛でたい。
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