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市街地での米作り(鹿屋市札元町)

 夏も終わりに近いのだろう、朝夕がややしのぎやすくなってきた。

 そんな中、鹿屋市街地の田んぼが実りの秋を迎えつつある。場所は鹿屋バイパスにほど近い市道の脇だ。22910fudamotonotanbo_001  田んぼの向こうに見える「青山」や「はるやま」の巨大看板が立ち並んでいる所が鹿屋バイパス(現在は国道220号線。バイパスは地元での通称となった)。田んぼのすぐ右隣は自動車部品会社 。このあたりは事業所とアパート・マンションが半々といった市街地である。22910fudamotonotanbo_002_2  稲はすっかり稔り、重そうに頭を垂れる。スズメよけのネットで田んぼ全体がしっかり覆われているが、ずい分と厳重である。耕作者の熱意を感じる風景だ。

 それもそうだろう、ここは広大な約6000ヘクタール(=60平方キロ)と言われる「笠野原台地」のど真ん中で、昭和42年に高隈ダムが完成してこのシラス台地に水が引かれるまでは、米作りなど全く出来なかった地帯なのである。

 台地の上で米作りをしたい――というのが地元の切なる願いであったわけだが、皮肉なことに台地に水が引けた頃、「減反」という「米減らし政策」が始まった。22910fudamotonotanbo_004  (バイパスに出て少し東へ行くと、国道269号線との交差点だ。右折すれば鹿屋中心部へは2キロほど)

 あれから40年、元来、水の無い不毛のシラス台地の上、しかもこのような市街地での米作りは、もはや高尚な趣味の部類に入ると言っていいのかもしれない。子供たち、いや大人に対しても大いなる教育効果がありそう。長く続けて欲しいものだ。

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