新燃岳の噴火(霧島連峰)
鹿屋市からほぼ真北、直線距離にして約70キロの霧島連峰中の新燃岳(しんもえだけ=1421m)火口が大規模な噴煙を噴き上げた。今日の午後3時半頃のことだ。 勤務先から自宅に帰り、すぐ近くの農道から見た噴煙。左手の山は高隈連山の最高峰・大箆柄岳。
この農道は南北に走っていて、好天気の時は、農道のはるか先に秀麗な高千穂の峰が見える。 火山灰は北西の風に流され、都城市方面に降り注いだようだ。都城からの連絡によると、「灰が雨のように降った」という。向こうでは桜島の降灰は一切無く、今回ははじめての経験らしかった。
報道によると、新燃岳火口は半年前に小規模のの噴煙を上げて以来、鎮まっていたが、今朝の7時半頃から小規模な爆発を繰り返し、次第にその規模を増してついに午後3時半に噴火したという。噴煙の高さは火口から1500メートルも上がったというから、現在活発に活動している桜島南岳の昭和火口に匹敵する規模かそれ以上だ。…しかも、いきなり。
これだけの規模の爆発はここ300年位なかった、ともいうから、何かの前兆かもしれない。用心するに越したことはない。 次第に日が暮れていく中、噴煙は不気味に上がり続ける。
左を見ると夕日が最後の姿を見せていたが、ぼうっとしている。
それもそのはず、鹿屋は昨日今日と桜島の降灰があった。夕日を覆っているのは雲ではなく、棚引いている微塵で軽い桜島昭和火口からの灰なのだ。
2月半ばの春一番が吹く頃までは悩まされ続けるだろう。
しかし、ちょうどその頃に、スギ花粉が飛散し始める。クワバラ、クワバラ。
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コメント
おお!大迫力!都城の人たちは驚いたでしょうね~!何か恐ろしいですね~。
投稿: カフカ | 2011年1月27日 (木) 11時57分