天皇の被災者への「お言葉」
天皇陛下がテレビカメラの前で今回の大震災被災者に対して「お言葉」(メッセージ)を述べられた。もちろん内容は、被災者と救援に当たっている人々への慰労である。 平成7年1月17日に起きた阪神淡路大震災の時は、このような国民への直接の語りかけは無かったから、異例のことである。それだけ被害が甚大なものであることを示している。
われわれ国民もだが、陛下の心痛もまた深いのであろう。このメッセージが被災地の人々の大きな励ましになることを大いに期待する。
昨日、長男の元へ仙台工場と営業所に勤務している同僚からの携帯がやっと繋がったそうだ。それによると、結婚式に出てくれた二人は無事であったが、総勢で140人余りいる従業員のうち4名が死亡、8人が安否不明という。
震災でも何でもない時に、会社の事故か何かでこれだけの死者・安否不明者を出したら、新聞にでかでかと載り、社運が傾くほどのダメージを受けるだろう。だが、今度の大震災ではむしろ少数で収まったと言うべきかもしれない。しかし亡くなった従業員の方々には哀悼の意を表したい。
工場の完全復旧には一年くらいを要するらしい。その間の仕事と従業員の繋ぎをどう手当てするか、難題が待ち構えているが、何とか「助け合って」(陛下のメッセージ)乗り切ってほしいと思う。
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コメント
私も陛下のおことばはいつも注意して見ます。以前延暦寺に行かれる途中お見送りしてから、さらに親しみを感じています。陛下のお気持ちを忘れず、被災地のことを心に留めていたいです。
投稿: wedding dress | 2011年3月22日 (火) 13時24分
ウェディング・ドレスの西澤さん、コメント有難うございます。日本には天皇の存在があり、自分の立場を無視してでも国民のためを常に思っておられる方々がいらっしゃることが誇りです。
西澤さん、実は私の実家は同じ北区の赤羽です。まだ嫁に行っていない姪が一人います。ご縁があればよろしくお願いします。
投稿: kamodoku | 2011年3月22日 (火) 19時28分