桜と楠(鹿屋市野里町)
鹿児島では3月23日に「桜開花宣言」が出されたが、その後一週間、桜花はなかなか咲き出さない。
鹿屋市の南部でも、同じ頃にちらほら咲き出したのだが、一週間たってまだ一分咲きにもなっていない。去年も開花後が冷え込み、満開になったのが4月6、7日のちょうど入学式の頃だった。
今朝は霜まではないものの、かなり冷え込んだが、昨日までの三日間は連続して霜が降りた。3月も末日近くになって3連続の霜とはこれまでにないことだ。 それでも咲くところには咲いている。どうも日当たりの良い場所の桜よりも、日陰になるのが早いところの桜のほうが早く咲くようだ。
ここのは5分咲きに近い。ただ、日当たりが悪い分、枝の数が少ない。
一輪一輪を愛でることは稀だが、数少ない中でこうしてみるとやはり可憐だ。
今は桜のほかにまだコブシ、イワツツジ、ハナブソウ、ハナモモなどが家庭の庭などに咲いているが、楠も花こそ咲かないが、古葉を落としながら、新緑が日に日に萌え立つようになって来ている。
楠若葉というよりまるで楠赤葉。赤いのは花ではなく新葉だが、花よりも照り輝いて鮮やかだ。
桜の開花が足踏みしているうちにも、山々はこうした常緑樹の青葉の季節へじわじわと移行している。
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