大野泰秀『日本列島の美観365選』
高校時代の同窓で同じクラブに属していた大野泰秀(やすひで)君から、4冊目の「美観コレクション」が恵贈された。 彼は学生時代から日本百名山などを皮切りに登山や旅などをしていたのだが、教員になってから本格的に写真に目覚め、瞬く間にあちこちの景観の美を求めるようになった。
学校を早期に退職し、本格的に世界各地を歩きながら、さらに景観写真家の腕を磨き続け、今回の4冊目の上梓となった。
今度の『日本列島の美観365選』は47都道府県すべてを網羅している。既に一度回った場所を再度訪れたところが多く、本人はこう書いている。
「・・・365の美観を選定する。そのためには、2006年4月以降、著者自身が全国約700ヶ所の候補地を実際に訪れ、現地視察と写真分析によって365に絞り込むという方法をとった。」
確か5年前の秋だったか、鹿屋にも訪れ我が家に一泊していったことがあった。その時は九州を回り、各地で写真を撮る旅の途中だった。 屋久島には2009年の8月にやって来て撮影している。
屋久杉の中でも縄文杉が「平成百景第15位」だとは知らなかった。彼の博識には驚かされる。
今は観光客が縄文杉に近づくことは禁止され、柵などがあるようだが、自分が登った昭和50年頃は巨大な幹の根元の大きな洞の中まで入ることができた。夏休みに行ったのだが、2泊3日の行程でせいぜい30人くらいに出会っただろうか? それほどまだ観光地化していなかったのだ。
宮之浦岳の山頂を過ぎたころ急な雨で、登山道わきの巨岩の下に雨宿りをして夜を明かしたことと、南麓の尾之間温泉に下山してから温泉に入浴したのだが、脱衣所に腕時計を置き忘れたのに気付き、戻ってみたらもう無くなっていた、という苦い思い出もあった。
写真集 『日本の美観365選』
株式会社文芸社発行
平成23年9月1日刊
定価3800円(税抜き)
詳細は大野泰秀君のホームページ
をご覧あれ!
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