彼岸花(鹿屋市田崎町)
上田崎の市営住宅前のバス停周りの彼岸花が見事だ。 ここ一週間ほど目についていたのだが、昨日はデジカメ持参で職場に行き、昼休みに立ち寄ってみた。
よく見ると、右手に丸い石碑が立っている。 「バス開通」の記念碑だ。昭和56年11月1日に建てられている。ちょうど30年前のことである。
どこからどこまでかというと <岡部建材ー工業高校前> となっている。工業高校とは県立鹿屋工業高校のことで、このバス停のある田崎町の隣、川西町にあり、ここからは東へ6~700mくらいのところにある。岡部建材は今はない会社のようだ。
下部に当時の町内会長と鹿児島交通鹿屋営業所長の名が連名で刻まれている。
「バス路線が新たに設けられたことを記念する碑」などというのを他には見たことがないから、余程うれしかったのだろうか。珍しい。 ベンチでもあれば座って待っていたいバス停だが、今このバス路線は鹿屋中心部から西俣・南町方面へ、日に5本くらいしか走っていない。
鹿屋を走るバスは、運営会社で鹿児島交通の分社「大隅交通ネットワーク」がもう廃止しようと言ってきたのを、公共性にかんがみて市が継続を決めた―という経緯があり、ここもかろうじて生き延びている状況にある。
そんなことを知らぬ彼岸花たちだが、仮にバス路線が廃止され、バス停が撤去されてもここに咲き続けるだろう。
天気が良いので、この上田崎から下場の肝属川に降りてみた。 川下に向かって左手が川東、右が川西・田崎。田崎側は広い田んぼ地帯である。
田崎側の田んぼ地帯。稲がいい具合に熟しつつある。もう一週間ほどで刈り入れが始まるはず。今年は台風の直撃がなく、真夏の日照も十分だったので豊作は間違いない。
田んぼにせり出して見える右手の大きな建物は田崎中学校。真ん中の奥の方は肝属山地だが、雲がかかっていてすっきり見えていない。 黄金色の田んぼに彼岸花―という風景を探したのだがこの辺には見当たらなかった。
その代り、田崎中学校下のたわわに実った田んぼに、珍しく案山子が4名(体?)で見張り番をしていた。
| 固定リンク
「おおすみウォッチング」カテゴリの記事
- 雄川の滝(2018.06.26)
- 鬼界カルデラが再噴火?(2018.06.01)
- 吾平神野の春(2018.04.19)
- 鯉のぼり(2018.04.09)
- ソメイヨシノの開花(2018.03.17)
コメント
本当に、彼岸花も秋桜もいいですわね。
近所の畦に彼岸花の群生が。
昨日、ショットを。
明後日、姶良市の無料観光バスツアーですの。
毎月、参加してますのよ。
楽しみです〜。
投稿: より | 2011年9月29日 (木) 17時34分
良い写真ですね~。田舎に帰ったような気にさせる写真です。私も詳しくは解りませんが、岡部建材は下記ではないでしょうか?
http://minkyu.yahoo.co.jp/kagoshima/ar203/sh02956906/
それにしても、何か染みますね~♪
投稿: わん | 2011年10月 2日 (日) 20時16分