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茂木健一郎講演会(鹿屋市文化会館)

 今日の午後1時半から鹿屋市文化会館で「茂木健一郎講演会」があった。018

小雨がぱらつく中、1時ちょうどに行くと館外には2,30人の人が並んでいたが、そのまますんなり入って行ったので、観客の数は知れたものかと思いつつ会場に足を入れて驚いた。まだ開演まで30分はあるというのに既に6割方の入りだった。

 さすがに当代テレビ出演ナンバーワンの脳科学者の知名度は高い。

 今日は市内の中学校の運動会たけなわの日で、子供の成長と教育について一番知りたいであろう年代の保護者やその家族は応援に行っているにもかかわらず、1時半の開演時間にはほぼ満席となっていた。(もっとも男性女性にかぎらず高齢者の姿が多かったが・・・。)020  枕は東日本大震災後にボランティアで出かけた牡鹿半島周辺の子供たちとの触れ合いの話だった。

 驚いたのはある中学校1年生が「また、元の場所に住みたい」と言ったことだったという。その子の家は漁業をしていたうえ、家族全員が無事だったことが大きいのだろう、と話していた。

 東京のような都会人が同じような災害にあったら、現住地を捨てて絶対安全な所へ移り住むだろう。そこに地方と都会人の意識の差があり、土着性にこだわる地方人の方がむしろ誇りを持っていい点である。

 国際化とは地方にしかないものを堂々と発信することに他ならない(ただし英語で)。

 本題に入る――ひるがえって、個人だが、個人はおのれの個性をすべて受け入れるところから個人として成長できる。特に自分の欠点を真正面から受け止め、それをユーモアを持って発信できればなお良い。

 実は長所は自分が短所と思い込んでいる場所に近いところにある。(自分を引き合いに出して)落ち着きがないのは欠点だが、「次に動いた瞬間に前の事にとらわれるのをやめ、新たな場面に容易に入っていける」という点では長所になっている。

 茂木氏の出身は埼玉だが、お母さんは福岡の小倉だそうである。そのせいか九州への関心が高い。九州は豊かなところだともいう。植生が非常に豊富で、趣味だった蝶々採集の資源も揃っていそうだ、と言う。021_2

 講演は1時間ちょっとで終わり、その後聴衆との質疑応答が行われた。やはり子育てへの質問が多かった。

―4歳くらいまでは母親がそばにいて「見守ってあげるだけでもいいですよ」。母親は「安全基地」でいいという。その通りだが、今はできない親も多い。我が家もそうだったが・・・。

 <心は脳にあるのですか、胸にあるのですか? また、心理学と脳科学の違いは何ですか?>という質問を若いお母さんがしていた。勉強しているお母さんだ。

―心の第1原因は脳に、第2原因は身体にあるというのが、現在の脳科学的見解で、心理学は心の発現を言葉を通して説明し、脳科学は心の発現を脳内物質の変化(ドーパミンのようなホルモン物質や血流の変化)で解明しようとしている学問。

…ということだそうである。

 <ボケないためにはどうしたらよいですか?>…70歳という男性の質問。

―やるのが面倒というようなこまごました仕事、たとえば掃除したり炊事したり、とにかく手先を十分使うように心がけてください。脳が活性化します。お母さん方がもしお父さんを早くボケさせようと思ったら、お父さんにそういったことを一切やらせないでくださいネ。(と笑わせる。)

 <分かりました。帰ったら早速やってみます。>二つ返事とは見上げたもの。

 

 講演が終わり、最後に花束を持って現れたのが、ゴルファー横峯さくらの甥っ子(?)だとかで、会場からどよめきが起きていた。

 

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