降灰は早くも第二弾(鹿屋市池園町)
今朝のニュースで、昨日は桜島の噴火・爆発が合わせて10回もあったという。一日10回は記録的な回数で、今年になってから746回になったそうだ。
9ヶ月で746回ということは一日平均2.7回位であるから、10回は確かに多い。
昨日の午前9時台の噴火がかなり大きくて、折しも吹いていた北寄りの西風に乗って、鹿屋・大隅地域に灰が降り注いだ。所用で午前中に笠野原から串良町方面を車で走ったが、道路にうっすら積もった灰を車が巻き上げていた。
車から降りて歩くと、風に乗った細かな火山灰が目に入ることもあった。去年も多かったが、去年なら11月以降の現象が今年はひと月も早くから起こったことになる。
(もっとも、先月9月3日には台風12号の影響で北西の強い風が吹き、その日今年の秋の初降灰を記録しているが・・・)
夕方、ウメを散歩させている最中にも、北西方向から黒雲のような灰の1団が空を覆って来て、細かな灰を降らした。これには驚いた。 桜島の方向はどんよりした灰色雲、いや「灰雲」に覆われている。ビニールハウスと電線との間にうっすらと輪郭が見えているのは高隅連山。大量の灰が注いているはず。
我が家の上空まで到達した灰雲。
さらに南東方向へ流れた灰雲は、見る間に地上に向かって灰を降り注ぎ始めた。明るいオレンジ色は空で、上の灰雲から降る灰の粒子がオレンジ色をぼかしている。
どうやら我が家の上空から南東へ1~2キロ行った辺りが降灰弾の直撃を受けた模様である。 直撃はまぬかれたといっても、今朝起きてみると庭に置いていた車はこの通りの有り様。リアガラスも天井も見分けがつかない。
前のボンネットもこの通り。
ワイパーに溜まった降灰。5ミリは積もっている。
こんな鹿児島だが、降灰のために車が故障したり事故を起こしたという話は聞かない。車に関して言えば「洗車代がバカにならない」とか「毎日洗うのが大変」というくらいだ。
日常的には「天気がいいのに、洗濯物が外に干せない」「歩いていると灰が目に入る」などが主たる不便だが、そのために家庭が不和になったり、病院通いが増えたりということも無いようである。
降灰時は外出を控えなければならないので、外で遊びたい子供には不満かもしれないが―。
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