庭の菊たち
今年も菊のシーズンがクライマックスを迎えようとしている。
8年前にノジギクの一種と思われる藤色のごく普通の小菊を庭に10株くらい植えたのだが、翌年にはそれらから差し芽で殖やして一気に100株くらいを定植。剪定しなくても丸くドームのように花を咲かせるので庭に無くてはならない重宝な存在だった。
その後は3年くらい放っておいたのだが、一昨年くらいになると「五族協和」などと名付けるほど多種に分化してきた。今年は大きな見た目の違いは薄れ、色合いに微妙な差のあるものが若干増えたにとどまったようだ。 一番最初に植えた菊に近い色合いの群落。
ただし、花弁は八重咲きなのが違っている。すぐ右後ろには純粋なノジギク様の花も出ている。 交雑した中で、もっともエキセントリックだった愛称「日の出菊」。
今年は花弁の先までピンク色のものが出現した。 これをマークしておいて来年は殖やしてみたい。
西の余り日当たりのよくない場所に種が飛んだのか、4,5株ある中で藤色の大輪が咲いていたのには驚いた。
完全に黄色の小菊は、他の株とは全く交雑せずに孤高を貫いている。
今年のニュー・フェイス。
と言っても菊ではない。「皇帝ダリア」という名称で、3年前からあちこちでよく見かけるようになった。我が家でも今年の初夏に園芸店で2株買って畑に植えておいた。
調べると、キク科・ダリア属なので、まんざら菊でないことはない。中南米原産で向うでは「ツリー・ダリア」といい、その名の通り木の幹のように太い茎が立ち上がり、高い物では5~6メートルにも成長する。
我が家のは2メートル位だが見応えは十分だ。 花弁は8枚が標準で、上品な藤色をしている。
大味な雰囲気だが、晩秋を彩る花としての希少性はあるだろう。
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