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叢生のテッポウユリ(鹿屋市池園町)

 真夏の花と言えば花壇ではカンナ・鶏頭・松葉ボタンなどがポピュラーで、樹木では百日紅(さるすべり)が暑さにめげず今が盛りだが、鹿屋では庭園樹として小ぶりなのは見るが、公園などに植えられていることはほとんどない。Cimg3739

 また鹿児島市内などでは産業道路沿いに見事な樹列を見る夾竹桃(きょうちくとう)だが、これは鹿屋に限らず大隅半島では探しても見当たらない。

 なぜかと言えば、夾竹桃の葉には何とかという毒があり、家畜がこれを食べると下痢やら下手をすると命にかかわるそうで、基幹産業である畜産を守るため駆逐されてしまったようなのである。

 大正の頃、鹿児島を訪れた歌人の与謝野鉄幹(妻はこれも歌人の晶子)に、鶴丸城址の石垣に調和した樹花としての夾竹桃を詠んだ歌があったが、夾竹桃はもともと南中国か台湾あたりから移入された外来植物で、毒性の故に害虫に強く、台風にも耐えられる樹木としてその頃すでに普及していたのだろう。

 大隅半島にも当然もたらされたはずだが、上記の理由で今は根絶されたと言っていい。桃の花に似た淡いピンク色の夾竹桃の花が鹿児島市内まで行かないと見られなくなったのはちと残念である。

 我が家では今年はテッポウユリが勢力を伸ばしている。カンナもセロシアも咲いているのだが、今年はかねての元気がない。5月の幼生期の寒さが影響しているのか。それとも太陽の活動が極端に低下しているせいなのか、そういえば町を走っていてよく目につくはずの小学校の花壇や肝属川・姶良川の土手などにたくさん植えられるヒマワリもかなり少ないし、勢いがない。Cimg3807 8月の11日、つまり旧盆前に最盛期を迎えるというのは、例年より半月は早い。いつもの年なら8月下旬から9月上旬ころに満開となるのだ。・・・それだけ秋が早く来つつあるということなのだろうか。Cimg3805 庭の一番南に咲いたテッポウユリは叢生しており、茎の数は30本近くある。一茎に三つの花を着ければ百花だ。高さは120センチほどだが、一つ一つの花は単独で咲くものと変わりなく大きいので見応えがある。

 惜しむらくは「花の命の短さ」で、つぼみが膨らんで咲き始めてからはせいぜい10日というところ。

 高千穂の峰に天降った皇孫ニニギノミコトが見初めたという大山津見神の娘コノハナサクヤヒメ(神吾田津媛)もこんなに清楚で命が短かったのだろうか。皇孫の命もこれにシンクロして短くなってしまった―と記紀神話にある。醜かったというが長命だった姉のイワナガヒメ(磐長媛)を実家に返さずに貰っておけばよかった(何とかは3日で慣れる)のに・・・・・・と思う今日このごろなり。








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