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夏越しどん神事(肝付町内之浦岸良海岸)

 8月14日、肝付町の内之浦の岸良海岸で恒例の「夏越しどん」があった。

 岸良の平田神社に古くから伝わる神事で、夏越しは「なごし」と読み、一般的には旧暦6月の大祓いのことをこちらでは「なごっさあ」とか「なごしどん」と言っている。Cimg3870 3時頃から平田神社で神事があり、その後の4時半頃、荷台に「鼻高どん」と呼ばれる面を載せた軽トラックが到着。Cimg3873 軽トラックから降ろされた三体の面と太鼓など祭り道具を持って砂浜の所定の場所まで持って行く。Cimg3881 女性の祭主(神官)が三体の面となぎなた、さらに青々とした茅の、ロープ状に作られて荒縄のように丸めて束ねられたものに対して祓いを行った。Cimg3882 三体の面に向かって祭文を読み上げる。ちょうど旧盆の時期でもあり、集落や住民に「まがごと(凶事)」が無いようにと願う。

 こうして見ると、祭主はまるで海に向かって祈りを捧げているかのように思われてくる。Cimg3886 玉串奉奠。刀の舞を奉仕する中学生たちを皮切りに、集落の代表や学校の校長などこの場にいる誰も(その数百名を下らなかった)が奉奠するので結構時間がかかった。Cimg3890 5時を過ぎて、ようやく「刀舞い」が始まった。奉仕するのは地元の中学生男子だ。Cimg3889 終始、波の音が聞こえて来る神事であった。

 奄美の神事で「平瀬マンカイ」というのがあり、こんな海辺で向うに見えるような岩に男女が乗って向かい合い、手を打ち鳴らしながら神招きをするものがあるが、何だかあれを思い出した。

 岸良の場合、神招きではないが、通称の「鼻高どん」(国つ神で天孫ニニギにミコトの道案内をしたサルタヒコではないか)を海岸まで移動させて、海からの霊力を再注入する神事のような気がする。


















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