« 鹿屋城址がすっきり(鹿屋市北田町) | トップページ | レーザー治療の効果? »

指宿の元湯温泉

 秋の彼岸ということで、家内の実家の指宿へ墓参りに出かけた。

 指宿に行くと必ず近くの温泉に入ってくるのだが、今回は指宿の元湯に浸かって来た。

 30年余り前に指宿に初めて来た頃、指宿の温泉街「摺りが浜」に宿をとったことがあり、確かその時に入った記憶があるのだが、今回行ってみてかなり雰囲気が変わっていたので看板がなければそれと気づかなかったかもしれない。Cimg4093 まだ十年くらいしか経っていないような綺麗な入り口。

 左手が男湯でのれんを入り、番台(と言うには低かったが)で料金300円也を払って中に入った。Cimg4105 脱衣所は4畳半ほどでやや狭く感じたが、中はかなり広い。入り口の壁に「ガラン(コック)の左手のは泉源から直接来る湯で、70℃ほどもある熱湯なのでご注意を!」という張り紙が貼ってあった。五つある洗い場の、ホースの付いていないガラン(コック)がその熱湯の出る蛇口で、たしかに熱かった。泉質は単純塩化物泉で塩味が相当強い。Cimg4104 15坪ほどある温泉内部。湯船は二つあり、手前のが温度が低く、奥のはやや熱かった。

 摺りが浜と言えば砂蒸し温泉で有名だが、元はどこの温泉にもあるこのような銭湯として利用されるのが普通で、砂蒸しは特殊な利用法に過ぎなかった。それが観光ブームとともに砂蒸し温泉に入らねば指宿に来た甲斐がない、というようになって行ったのである。Cimg4092 元湯の近くは湯治宿の多いところで、かっては近郷近在はもとより大隅半島などからもいわゆる「農閑期」である冬場などに、農作業の疲れを癒すために米を持参してやって来た所であったようだ。

 1時間ほどして風呂を出たら、同じように風呂上がりの老人が近くにいたので聞いてみたところ、湯治宿も今は民宿と名を変えて続いているが、数はめっきり減ったという。

 元湯も以前は道路から低い位置にあり、階段を下りて入湯したものだが、経営者が変わってから新築されると同時にかさ上げされ、道路と同じ高さになったとのことである。

 

 すぐ近くに旧郷社・若宮神社(祭神:神功皇后・応神天皇・仁徳天皇)があったので、湯冷ましを兼ねて参拝した。 Cimg4095 境内に入ってすぐの右手に大きなアコウの木があり、その前に説明の看板が立てられている。Cimg4098 それによるとこのアコウは霊元天皇の時代(112代天皇。在位1663年~1687年)に、「ボルネオ」を出発した交易航海民が途中嵐にあい、ようやくたどり着いたのが摺りが浜だったそうで、そのことに感激した航海民が持参のアコウの苗を奉納して成長したのがこのアコウだそうである。(木の下の右手に赤い扉の小さな祠が見える。)

 したがってこのアコウは樹齢300年余ということになるが、その割には小さい気がするが・・・。

 しかし根張りは大したもので、3㍍×3㍍位はあり、相当な年月を想像はさせる。Cimg4099 境内にはもう一本のアコウがあり、これも同じように根張りがものすごい。Cimg4100_2 足の踏み場もないほどだ。

 入り口付近のアコウの木の下の右手に、山川石(凝灰岩)製の小さな祠があったので覗いてみると、えびすさんの石像が祭られていた。Cimg4101 釣竿と釣り糸まで手にしたリアリティあふれる神様である。

 漁場の豊漁と海洋の安全をお願いしておいた。




















|

« 鹿屋城址がすっきり(鹿屋市北田町) | トップページ | レーザー治療の効果? »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 鹿屋城址がすっきり(鹿屋市北田町) | トップページ | レーザー治療の効果? »