水神祭と鉦踊り(鹿屋市王子町)
今日は旧暦の8月28日、王子町では水神祭が行われ、水(水神様)への感謝が捧げられた。
昼の1時から「鉦(かね)踊り」の一行が町内の家々を回って門付祝いの踊りを奉納するというので、付いて行く。
とある建設業者の広い駐車場で、最初の鉦踊りがふるまわれた。終わった後には「金一封」を貰うしきたりになっている。
太鼓を叩くのは大人だが、鉦を敲くのは子供である。
これが太鼓。直径30センチ余りの締め太鼓である。
こちらが「鉦」。大人用と子供用がある。
新興住宅街の狭い道路まで入って行く。
三か所目。これが終わるとしばし休憩ということで、自分は水神祭の行われる「和田井堰公園」に先に行くことにした。
この公園の500㍍北の肝属川を仕切っているのが「和田井堰」で、取水された用水路は鹿屋中心部を通り、川東地区を経て延々と吾平町の光同寺地区まで約13キロ、その間の田んぼを潤しながら流れて行く。
池のように見えている所は肝属川の旧河道で、右手の台地下からの湧水が多いので今でも川のようになって流れている。 湧水の流れを横切って公園に行くと、水神祭が執り行われていた。
江戸時代からの水神祠は六基もある。後ろには河川改修や和田井堰の改良記念碑などが立つ。
3時過ぎ、いよいよ鉦踊りが始まった。まずは水神様へ奉納される。 続いて講演の広い芝生の上で踊りが披露される。
これは「光同寺鉦踊り」で、ここからの用水の最終受益者である光同寺地区の人たちが感謝をこめて踊る。
このあと王子町の鉦踊りが奉納されてお開きとなった。
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