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王子町の銭太鼓(鹿屋市新川町)

 旧暦の8月28日(10月13日)の午後、王子町と打馬町の境にある和田井堰公園で開催された「水神祭」を見に行ってこのブログに掲載したが、その際、昨年から復活したという「王子町銭太鼓」(同保存会による)は昼前に終わっていたので、残念ながら見ることができなかった。

 しかし、11月23日の鹿屋農業祭りでその銭太鼓が出演するというチラシを貰い、出かけることにした。以前は中央公園で行われていたが、最近は新川町の青果市場(天上付き)を借り切って行われるようになった。そのほうが天気の心配がなくてよいからだろう。

 10時過ぎに会場近くまで来ると、太鼓の大きな音が響いてきた。あ、もう銭太鼓の出番だったか―と足早に会場に入ると、どうも違う。女性連だけで演奏すると聞いていたのに、出演者の半分以上が男子だったのだ。しかもみんな若い。Cimg4414 プログラムの表示はないのだが、よく見ると鹿屋農業高校の太鼓クラブの演奏であった。Cimg4416 総勢はちょうど10人、小さな締め太鼓は二人だけで、あとはみな大太鼓の部類で迫力ある演奏である。終わってから女性司会者のインタビューを受けたキャプテンによると、全国大会に出場したが入賞は逃したらしい。「でも出られて精一杯やったので悔いはありません!」とさわやかに答えていた。Cimg4419 次がいよいよ「王子町銭太鼓」の出番。高齢者から小学生まで、20人近い参加者である。後ろの幟旗を持つ人たちを入れると30名からなる大集団だ。Cimg4421 両手に紅白を巻いた30センチくらいの棒を持ち、膝をついたままの姿勢で頭の上で回したり、床を叩いたりする。Cimg4422 唄は「ハンヤ節」で、早い節回しなので、見かけ以上に大変な仕草に違いない。

 太鼓は使っていないうえ、何で「銭」が付くのかよく分からない。ただ、これは舞台だから床を叩くのだが、実際には地面を叩くはずで、地面を叩くあるいは棒で突く仕草は「豊穣祈願」であるから、これもその流れの踊りだろうと思う。

 後継者も沢山いるようだから、これからが楽しみである。

 次の出演は「つむぎんちゅ」(紬の人)という奄美の島唄をベースにしたデュオで、これはもうけものと思い耳を傾けた。Cimg4427 二人は大島高校の同級生で30歳を少し越えたくらいらしい。ふたりの名は麓和幸と肥後陽子。

 麓の経歴が変わっている。高校卒業後、自衛隊入隊、そのあと吉本興業に入ったという。おそらく吉本では芽が出なかったのだろう、ホームページによると2008年に初めは3人で活動を始めたようである。Cimg4429 女性の方は高校卒業後は大阪の製菓学校に入ったという。祖父が奄美では有名な唄者(うたしゃ)だったというから、来るべき所へ来たというところか。

 麓のトークはなかなかのもので、蛇皮線より面白い。最後に観客席まで下りてきて六調の手踊りをして回ったが、道に入ったものだ。これも楽しみなエンターテイナーである。

 












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