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政権交代(2012衆院選挙)

 日曜の夜は衆議院議員選挙の開票速報を見続けていたが、自民党が圧勝の250議席ラインの当確を決めたあたりから眠くなり床に就いた。

 結果的には294議席。連立相手の公明党と合わせて325議席を確保し、議員定数の3分の2に届いてしまった。地滑り的大勝である。

 一方で与党の民主党は57議席というから、改選前のちょうど4分の1になった。第3党の日本維新の会が54議席で、もし維新の会が選挙の直前に石原慎太郎と合流しなかったら、おそらく第2党に昇格していただろう。

 維新の会の支持者のうち、石原の強硬路線を危惧する者が自民党へ流れたのと、以前は民主党支持者だったが民主党の内部分裂に嫌気の差した者も同じように自民党を選んだのではないか。

 自民党の圧勝はそのような消去法的投票によって生まれたのであって、積極的な支持行動(投票)ではないと思う。

 今回良かったのは「日本を取り戻す」とのキャッチフレーズを掲げた党首・安部晋三の選挙用ポスターで、あれによって民主党政権下で表面化した中国と韓国、それにロシアとの領土をめぐるぎくしゃくした外交関係への不安が、何となく収まるような気にさせられたのではないか。

 実際には自民党政府の下ですでに領土問題はぎくしゃくとしていたのであって、民主党政権下で始まったことではない。石原都知事の突っ込みに応じて、「火中の栗を拾った」(尖閣諸島を国有化した)のは民主党の野田政権であり、中国から大ブーイングを浴びせられている。自民党政権だったらおそらくそれが怖くて石原の提案には応じなかったであろう。

 民主党が今回沈んだのは「消費税増税法案」を通したからでもない。事実、自民党も賛成したことだし、消費増税に大反対して民主党から袂を分かった小沢一郎の率いる「国民の生活が第一」党の擦り寄った「日本未来の党」はわずか9議席という惨敗を喫したことからも分かる。

 それにしても小沢一郎という政治家はよく分からない。脱アメリカつまり「自前の軍備を持った通常の国家」にしたかったのだろうが、大きな理念を横に置いたまま「常在選挙」という縛りにあったまま、結局、腰の据わらない「選挙請負師」に成り果ててしまった。

 民主党結党の最大の功労者だったのに、途中で反消費増税をかかげて分裂して野に下り、今回は滋賀県知事を担ぎ上げてまたまた新党を作った挙句の大惨敗。まさに泥縄式に作られた「小沢ドロ船」に乗せられた嘉田滋賀県知事こそ哀れである。

 いや、嘉田知事は知事職に就いたままだからまだ救われる。民主党から小沢とともに新党に参加し、立候補して落選した元議員たちはこの先どうするのか?

 唖然とするのは、日本未来の党から唯一小選挙区で当選を果たしたのが小沢本人だけだということだ。

 こうなると、いつぞや小沢が民主党の議員を百何十人か引き連れてわざわざ土下座的なご挨拶に行った中国の習近平総書記が日本の尖閣諸島国有化を受けて言ったという「茶番だ!」がもっともあてはまる対象が小沢一郎ということになる。

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