大晦日の風景(肝属郡肝付町)
大晦日の今日、垣根の剪定から始めて庭の掃除も済み、気温8℃と寒かったにもかかわらず汗をかいたので、温泉に行くことにした。
行く先は肝付町の「やぶさめ温泉(高山温泉ドーム)」だ。ここはややぬるめだが高血圧の自分には都合の良い銭湯である。 大晦日とあっておそらく帰省客が多いのだろう、かなりの混雑であった。玄関の長い回廊の入り口には大きな注連飾りがぶら下がっていた。
温泉を出たあと、帰りがてらに高山の宗廟「四十九所神社」を訪れた。 大鳥居の両柱の前には高さ1メートルくらいの門松が立てられ、鳥居をくぐった先では2軒の露店が開店の準備をしたいた。おみくじとイカ・トウモロコシの2店だった。
段々の上の境内には「奉寄進」と書いた幟旗が拝殿までずらりと立てられている。
右手に回ると、注連をを張り巡らせた中に設えられたたき火が、もう点火されていた。寒さ凌ぎと古いお札の焚き上げとを兼ねたものだろう。
二町(200㍍余り)の直線道路は毎年10月に行われる流鏑馬の舞台だ。5,6メートル幅の道路の向かって左半分は舗装されずに残してある。流鏑馬の通り道なのである。
四十九所神社の創建は不詳だが、流鏑馬は記録上では白河天皇の時代に始まったとされており、少なくとも九百年の歴史はあるとされている。四十九所神社の創建は当然それより古いはずである。
(祭神は天地開闢から天孫降臨までの四十九の神々を祭っている、と高山町郷土誌には書かれている。)
今年もいろいろなことがあったが、何とか無事に過ごせたことを感謝し、来る平成25年もつつがなきことを祈りたい。
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