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須田慎一郎講演会(鹿屋市リナシティホール)

 1月25日金曜日夜、鹿屋市リナシティの3階にある大ホールで、鹿屋肝属地区法人会主催の新春講演会が開かれたので観覧に出かけた。

 今回の講演者はテレビでおなじみのジャーナリスト・須田慎一郎氏で、テーマのタイトルは「日本経済の展望と金融情勢」であった。Cimg4737 パンフレットを貰って中に入り、読んでみると書いてない。何が、というと、今回自民党が政権を取って真っ先に掲げられたのがあの「アベノミクス」で、パンフレットには一文字も触れられていない。(写真は貰ったパンフレットから転写した。)

 ―何だ、ちょっと残念だな。そこを聞きたかったのに・・・。

 そう思いながら聞き始めたところ、須田氏は「経済はつまるところ政治の影響を免れない」と前置きし、今回のアベノミクスについて滔々と語り始めたのである。

 アベノミクスには「三本の矢」があって、①金融緩和 ②公共事業投資 ③経済の成長戦略 が謳われている。

 ①の金融緩和は「輪転機で紙幣をどんどん刷って市中に流し入れる」ことで、インフレを誘発し、経済活動が上向き、さらに「円安」をもたらすので、輸出産業は息を吹き返し、賃金も消費も上がって行く―という手法だそうだ。

 ②の公共事業投資は地域経済の柱である農業と土建業のうち、土建業を活性化させることで、地域の雇用が生まれ、潤って行く―という手法。

 ③の成長戦略は「たとえばiPS細胞の研究応用に多額の予算を付け世界的な成長産業にまでもって行く」―という手法。

 野太い声でやや早口でしゃべるので、聞き取りにくい面もあったが、おおむね以上のようなことであった。

 このアベノミクスは今年夏の参議院選挙をターゲットに入れての政治戦略でもあるそうで、これに失敗したら負けるだろうとのことである。

 危惧されるのは地方の保守層に万全の強みを持つ②の公共事業投資が間に合うだろうか―ということで、5兆円に上る補正予算も執行されるのは5,6月の頃なので、目に見えて地方が潤うという実感が湧くのにはタイムラグがあり、果たして7月の参議院選挙の前に懐具合が良くなればいいが・・・と言う。

 また、安倍首相はタカ派と言われるが、靖国神社に公式参拝はしない、つまり中国からの批判を避けるという現実主義的政治姿勢を取っているので、小泉首相のようには敵視されないだろう―との認識を示した。

 ついこの間、公明党の山口代表が中国を訪問し「尖閣諸島については棚上げする」と記者会見で述べたようだが、実は山口代表は安倍首相の親書を持参したらしい。

 親書の内容はもとより公表されていないが、案外と安倍首相自身が親書の中で「尖閣諸島については、当面棚上げしたい」というようなことを書いたのではないか、との憶測もできる。現実路線とはこういうものだろう、とのことである。

 6時半から始まった講演はまさに「立て板に水」で、休憩を入れることもなく8時過ぎまでしゃべりまくっていたが、有意義な講演だったと思う。

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