花冷え・藤花二題(鹿屋市南町・吾平町)
今朝は結構冷え込んだ。朝6時にいつものようにウメを散歩に連れて行くとき、ほとんど真冬と同じように着込んで外に出たほどだ。
1キロほどの散歩コースの最後に、とある畑に来てみて驚いた。僅かばかりだが霜が降りていた。 他の畑には降りていないのに、この畑だけはうっすらと降りているではないか。
つい最近(昨日だろうと思う)耕したばかりの畑で、耕運ロータリーのガイドをする小さな車輪の通ったあとの少し高くなった稜線部分に、特に濃く降りている。
ははあ、と思った。昨日のかなり強烈で冷たい西風に晒されてこの稜線部分がぐっと冷え込んだので、霜がそこだけ強く降りたに違いない。
桜(ソメイヨシノ)が満開を迎えるころに気温が真冬並みに下がるのを「花冷え」というが、今年は満開どころかとっくに散ってしまっているので花冷えも空振りということになる。
ソメイヨシノ以外の花々も今年は例年よりはるかに早く満開を迎えているが、藤も例外ではなく、もうあちこちで満開となっている。
我が家から3キロほど東南に行った南町の路地を走っていると、民家のブロック塀に鉢巻のように長く伸ばしてある藤が見事だった。 道路沿いに8㍍ばかり、家の庭に向かって4㍍ほどがつながっている。合わせて12㍍は長さ十分である。ここまで仕立てる根気やいかに・・・。
白糸の滝か、ちょうど満開の見頃である。 次に目指したのが吾平町の玉泉寺公園の藤。右手のこんもりした巨大な椎の木の下に見える山藤もほぼ満開だ。
ここのは手前に根幹があり、そこから向こうへ一直線に14、5㍍ほど伸びている。
南町の民家のに比べて花色がやや赤い。それに葉がほとんどまだ出ていない。幹の太さも違う。優に三倍はあるだろう。
どちらがどうということではない。花それぞれに趣があり、どちらも置かれた場所に風趣を添えていることに変わりはない。
ありがとう、日本の春を楽しませてくれて。また自分も楽しんでくれよ―。
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