猛暑に咲く(鹿屋市池園町)
今年もテッポウユリの咲く時期になった。
四月ごろから茎を伸ばし始めて3ヶ月余り、ようやく純白の花を開く。ウッドデッキの前に今年は7,8本のテッポウユリが生えている。どれも自生だが、どれが一昨年からの物かは掘ってみないとわからない。最初の一本から後は、種子で殖えてきている。
これは間違いなく今年初めて伸びて来たもの。背丈は50センチに満たない。花も一つだけだが、堂々たる咲きっぷり。周りのセロシアも遠慮してか、矮小のままだ。
去年まで我が家の庭の最南部にあった叢生のユリ。四月にリビングから見えやすい東側に移植したのだが、移植の影響か、今年の高温干ばつ状態の天気のせいか、背丈が1㍍ほどで咲き始めた。去年は1、2㍍はあった。
一株ごとの花数も平均二つで、去年より一つ少ない。でもまあ、見応えはある。
毎年、庭のあちこちに顔を出すセロシア。日陰の一切ない庭の真ん中の群落は枝葉を大きく張ることなく、ツンツンと穂花を伸ばして来た。細身でうらやましいが明らかに水分不足だ。梅雨明け後の7月10日頃からは夕方の毎日の水掛けは欠かさなかったのだが・・・。
なにしろ今3時過ぎだが、写している10分間で背中がジリジリしてくる暑さであるから仕方あるまい。玄関口の温度計はまだ33℃を示している。ウッドデッキの前にも群落があるが、この花、今年は仕事から解放されて暇を得てせっせと草取りに励んだら見事な群生となった。
これまでは雑草に押されて今頃は気息奄々とし、思い出したように薄紫と純白のぽちっと咲かせるくらいだったのに、今年は高温にもめげず次々に花を咲かせ続けている。
最初は薄紫のだけだったのだが、3年後くらいから白が交じるようになった。突然変異だろうがよく分からない。土質を選ばない強い花である。
それにしても暑い!!
昨日の天気予報だったか、この7月、西日本はどこも平年気温を1~2℃上回ることになるという。こんなことは数年前から毎年言われているので、鹿児島が奄美くらいになり、福岡あたりが鹿児島並みになったということだろう。
今年は鹿児島の8.6水害から20年目だが、東北の集中豪雨にしろ、山口や北陸のゲリラ豪雨にしろ、この20年で梅雨末期のいわゆる「人がけ死まんと、なげし(梅雨)が上がらん」という鹿児島特有の風土(風物)が確実に北上したことを示している。なんちゅわならん!
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