« ようやく本降りに・・・(鹿屋市池園町) | トップページ | 迫り来る第二次関東大震災 »

飛翔しなかったイプシロン(肝付町内之浦)

 昨日とは打って変わった上天気。

 朝からトップニュースで報道された内之浦宇宙観測所から7年ぶりに打ち上げられるロケット「イプシロン」。Cimg61277時前のNHK鹿児島放送局のニュースでも、すでにスタンバイしている姿を流していた。Cimg6125_27年前に人工衛星「はやぶさ」を載せて打ち上げられたМ型ロケットからバトンタッチされた新機種イプシロンは、二つの大きなコスト削減を行った。

 一つ目:メインエンジンに種子島でよく打ち上げられるH2A型ロケットの補助ロケット(エンジン)が使われ、開発コストを削減。

 二つ目:コンピューター制御による自己管理・点検機能で大幅なコストダウン。

 だそうで、開発製造打ち上げ総額38億円は、前のМ型ロケット75億円の約半分、H2A型ロケットの約3分の1になった。この額なら途上国にも十分売れるという。意気込みと期待は大きい。(前日の月曜日のNHKクローズアップ現代による)

 予定通りなら発射は午後1時45分というので、昼食を早めに済ませ、30分の余裕をもって12時半過ぎにミニバイクに乗って見物に行った。車では駐車場所が見つからないだろうと思ってミニバイクだったのだが、これは正解だった。

 見物場所は内之浦の中心から南へ10キロも離れた岸良海岸と決めて出かけたが、これも正解だった。何しろ内之浦中心地への分岐である国見保育園信号では、とっくに中心地への道路は閉鎖されていたのである。

 予定通りに川上ー二股川ー姫門というコースをたどって岸良には1時20分頃に到着。ここ岸良から内之浦中心部へ通じる海岸通りも閉鎖されており、どの車も右折して錦江町方面への道(国道448号)を行く。途中の海岸駐車場はすでに満杯。Cimg6129停めきれずに出てくる車さえあった。ここの海岸では毎年夏に岸良の平田神社の夏越し祭が行われ、去年は見物に来た場所だ。あの時、人はたくさんいたが車はさほど多くなかった。Cimg6133ここから海岸通りに入りえんえんと続く車列が途切れる辺り(第2船木橋)にようやくバイクを止めた。下からは2キロ以上走った。もう大きなカメラを構えている人たちがたくさん見える。Cimg6135第2船木橋から見下ろす岸良湾。

 ロケットは向うの半島状に突き出て見える丘の間から飛び上がって来るはずだった・・・。「はずだった・・・」が上がってこなかった。

 自分も橋の欄干に近寄り、同じようにカメラを構える人たちの間で待っていたのだが、予定の1時45分を過ぎても飛び上がる気配がない。周囲から「あれ!時間だがねえ」という声が上がり始める。だれか男性が「失敗じゃあ!」と大きな声を出した。「いいや、2時頃までは幅があるっちゅど!」と、なだめる声。

 3分ほど経った頃、下の方からぞろぞろ人が列を乱して歩き出し、それぞれの車の方へ行くではないか。「どうなったって?」「中止じゃ、中止」「ほう、何でまた」「分からん」そんな声が飛び交う。中心地から離れているので打ち上げ本部や肝付町の広報などは入って来ないので、―中止というのもおかしい、延期ならまだしも―と思いつつ2時まで待ってみたが、結局、中止が本当らしいことが分かった。Cimg6137海岸通りを下った途中からは美しい岸良の浜が見える。大隅花崗岩が風化してできた砂浜である。

 帰りの渋滞がひどく、しばらく海を眺めて時間をつぶし、3時になってから帰途に就いた。帰りは打ち上げ場のある海岸山手通りを内之浦中心部に向かった。Cimg6138左手の丘の上に発射台まで見通せる「宮原展望所」がある。そばを通るともう一般見学者の姿はなかったが、報道関係者用の駐車場には地元放送局の報道通信車がまだたくさん残っている。Cimg6139さらに行くと右手に宇宙観測所が見える。乗用車やライトバンなどが慌ただしく入って行くように見えたので門衛に聞いてみると、関係者(事業者・業者)が集合しつつあるところだという。打ち上げ不発への対応協議ということだろう。Cimg6143発射場から5キロも下ると内之浦中心部に入るが、ここはまだ漁協に停めていた車が次々に出てくるところで、時ならぬ渋滞に巻き込まれた。

 車のナンバーを見ていると、隣県宮崎はじめ九州は全県、自分の見た最も遠いのでは「八戸」というのがあった。青森県である。

 渋滞を尻目に内之浦町北方のE先生宅を訪れ、しばらく今日の話題と今月31日にある大隅史談会役員会の協議事項について話を伺ったりした。

 小一時間して先生宅を辞したころには渋滞はほぼなくなっていた。

 夕方のJAXAの会見では、「機体などに異常はなく、ロケットの傾きセンサーとそれを自動制御装置に伝える部分に問題があったらしい」とのことで、そこの問題がクリアーできれば早ければ3日ほどで発射できるそうである。

 全国からわざわざ見物にやって来た人たちにとっては、後の祭りならぬ「後の発射」で気の毒な話。肝付町も県外見学者には何か記念になるものでも上げたらどうか。リピーターになるぞ。

 

















 

|

« ようやく本降りに・・・(鹿屋市池園町) | トップページ | 迫り来る第二次関東大震災 »

おおすみウォッチング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ようやく本降りに・・・(鹿屋市池園町) | トップページ | 迫り来る第二次関東大震災 »