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雨後のサフランモドキ(鹿屋市池園町)

 この夏は蝉の声が聞こえない。いつもなら梅雨明け後まもなくアブラゼミやクマゼミが鳴きはじめるのだが、8月に入ってもこのあたりでは鳴く様子はなかった。(7月28日に鹿児島に歴史探訪に行った時は、福昌寺跡などでは聞こえたが<シャワーのよう>と形容される鳴き方ではなかった。)

 ところが暦の上では秋に入った立秋の一昨日から、少ないながらも我が家の近くでクマゼミが鳴き出した。いつもなら気温のぐんぐん上がる最中に鳴き出すので暑さを増幅させて気障りなほどなのだが、今夏はむしろ「やっと鳴いてくれたか」と安堵感さえ感じるほどであった。

次の日(8日)も来て鳴いたが、これと連動するかのように我が家の庭数か所に植え付けてあるサフランモドキが一斉に咲き出した。Cimg59167日の日にここは蕾を空に伸ばしいまにも咲きそうだったが、8日の朝ついに一斉に花を開いた。サフランモドキの咲き方の特徴はとにかく一時に咲き揃うことで、これは蕾、これは開きかけ、これは満開というような順番がない。揃いもそろってパーンと開くのだ。時間差を置いて開いてくれればな、とよく思う。Cimg5917しかしよくしたもので、同じピンク色かと思えばそれぞれの花には微妙な違いがある。Cimg5913個体差なのか、種類があるのかは分からない。Cimg5915よく見ると同じ群落ではピンクの濃淡が適当に交じりあっているようだ。Cimg5914どの花も虫を寄せ付けるために開くのだから、全く同じ色では虫が飽きる(虫がムシする)といけないので、毛色を変えるのだと思う。植物の智恵だろう。

 このサフランモドキの一斉開花は、おそらく8月に入って2回ほどの雨の効果だろう。それまでも夕方の水やりは欠かさなかったが、人間の水掛けなど高が知れたもので地表のせいぜい1センチ下くらいまでしか届いていない。たった10分間の本物の夕立には叶わないのだ。

 球根の部分までたっぷりと雨水がしみ込んだので一斉開花となったに違いない。…雨後の筍ならぬ、雨後のサフランモドキ・・・。

 同じことがクマゼミの羽化にも言えるのではないか。地下にいるさなぎの状態の時にほとんど雨が降らなければ、サフランモドキの球根と同じで羽化(花芽立ち)には至らないが、水を感じた途端に羽化が始まって地上に姿を現したのではないか。

 しかし天気予報によれば立秋以降も雨に見放されるようなので、クマゼミを始め他のセミ類もなかなか姿を見せないかもしれない。Cimg5919テッポウユリはもう終盤に差し掛かっている。これは一本で最多の8花を着けた。ご苦労さん!












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