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福島第一原発の廃炉決定か

 夕方6時のNHK総合テレビのニュースは衝撃的だった。Cimg6333福島第一原発を視察に行った安倍首相が、その現場で東京電力に対して、停止中の5,6号機を廃炉にしてもらうよう要請したというのである。

 大震災で無事だったこの2基までも廃炉にするということは、福島第一原発の廃止を意味する。画期的な判断である。Cimg6336東電はすでに福島第一原発の事故処理に1兆円を注ぎ込んでおり、もし廃炉にするとなると解体費用もろもろを含めてさらに1兆円が必要と考えている。

 政府が汚染水処理費用に470億円投入すると発表したが、たかだか汚染水の処理のためにそんなに必要なのかとふと思ったりもした。しかし総額2兆円からすれば2.3パーセントに過ぎず、いかに原発事故全体の後始末に金がかかるか呆然とするほかない。

 これで東電が潰れないのが不思議だ。世間でよく言われる「大き過ぎて潰せない」というやつで、エネルギーは国家経営の屋台骨を担当しているからだろう。Cimg6337とにかく安倍首相としてはオリンピック誘致のプレゼンテーションで、「福島原発事故の汚染水問題は、私が先頭に立って総力で解決に当たるから、東京には何の問題もない。安全である」と大見得を切った手前、汚染水処理はもとより、一歩進めて福島第一原発の廃止にまで踏み込み、世界の更なる信頼を得ようと必死なのに違いない。

 東京オリンピックまであと7年。その間に福島第一原発の廃止まで一気にやってしまおうというわけだ。瓢箪から出た駒か、目標をオリンピック開催時に合わせて世間を誘導して行こうというやり方はこれまでにない政治手法かもしれない。

 自分の知っている限りで、国際社会の会合の席上であんな大見得を切ったのは他に見当たらない。中曽根さんが首相の時、アメリカに行ってレーガン大統領に「あなたがロンなら、私はヤスだ。ヤスと呼んでくれ」「日本は不沈空母だ」などと見得を切ったが、あれは国際会議の席上ではなく二国間の内々のセリフだったから話の次元が違う。

 今度の大見得が見事成就されたら、「日本も言うことは言う、やることはやる国じゃないか」と大いに評価されるだろう。

 ところで、昨日話題になったのが「リニア鉄道」計画で、東京・名古屋間の駅の場所が決まったという。また世間的には東京ー名古屋間の営業が2028年、大阪までだと2045年の開業というのは時間がかかりすぎるから前倒しで造れないかーという声が多いそうだ。

 東京・名古屋間の全線開通は無理でも、着工しやすい一部区間を先に建設してオリンピックに間に合わせ、そこを試乗区間として観光客に乗ってもらうというアイデアも出されていたが、大賛成だ。東電が事故処理に使う総額2兆円もあれば、立派なリニア試乗区間ができるだろうに。

 ただ、東京の始発駅が品川で、在来線の品川駅の地下40㍍にできる駅だそうだが、とんでもない話で、地震が来たらひとたまりもないではないか。穴だらけの東京の地下にまた穴を掘るとはモグラじゃあるまいし、頼むから考え直してくれ。








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