秋季大運動会(鹿屋市南部)
秋季大運動会がたけなわを迎えている。
鹿屋市の南部地区にある小学校では今日あちらこちらで運動会が行われた。
まずは我が家から東へ2キロほどにある西俣小学校。 学校創立91周年と銘をうつ杉門。ここのは低目だがいつも杉をごってりと飾り付ける。
全校生徒は100名ほど。各学年15,6名だが、規模的にはちょうどいいかもしれない。かけっこに出場する選手名を「○○君」と名前で呼んでいたが、これがいい。
次に行ったのが吾平小学校。 校門前に露店が出ていたのにはちょっと驚いた。まるで縁日だ。そうかもしれない。地方の学校では小学校の様々な行事は地区民総出のイベントなのだ。
次は、戻りながらやや南側にあるその名も南小学校を訪ねた。 ここの杉門は実は「藁門」である。早期米の稲わらを残しておいてここに使ったのだが、実にユニークだ。そこには「実りの秋大運動会」と掲げてある。
生徒数が少ないので地区民の参加が多い。これが大いなる楽しみの一つで、ボールを転がしてペットボトルを倒す協議の真っ最中だった。
さらに西へ走って錦江湾に面する浜田海岸の近くの浜田小学校。ここの杉門が標準的なタイプである。
最後にやって来たのが我が家の西2キロにある大姶良小学校。
校庭の真ん中に直径1メートルはあろうかという栴檀の木。その周りを子供たちが走って行く。
今日は昨日ほどではないが、気温も日中29℃くらいで風もあり、しのぎやすい一日だった。時々小雨も降ったが歓声を冷ましてしまうほどではなかったのが幸いである。
昔はどこでも稲刈りの終わった11月に秋の大運動会があったと聞くが、早期米が普通になってからは秋もまだ序の口という9月にやってしまうところがほとんどである。夏期の高温がますます大きくなって行くこの頃にあって若干違和感がないではないが、時代のしからしむるところなのだろう。
それでも田園はもう秋たけなわの風景を見せてくれていた。 大姶良東地区の大姶良川畔にて。昔ながらの掛け干しの最中。
大姶良西地区、瀬筒峠に近い田んぼ。畦の一角に残された彼岸花と黄金色の田。
肌に心地よい風がさわさわと穂を揺らし、渡って行く秋の訪れ。
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