稲刈りの風景(鹿屋市池園町)
我が家の南側1キロ半には大姶良川が西から東へ流れ、川沿いには延々と美田が広がっている。昼過ぎにそこを通ると、あちこちで普通作の稲刈りが始まっていた。池園橋から眺める池園田んぼ。大姶良川の水が満々と湛えられて見えるが、この下流300㍍ほどに井堰があるためである。
コンバインで刈っているところもあるが、一般的ではない。コンバインを持っていればだが、持たずに作業をJAなどに委託すると結構高くつく。
別の田では掛け干しの準備をしていた。バインダーという刈り取りと結束を同時にやってくれる小型機械で刈ったあとの稲束を、「馬」と呼ばれる掛け棒に掛けて天日干しをするのだが、いまその「馬」を作っているところだ。
作業中の人に聞くと、「今年のコメはよくできている」そうだ。夏の日照時間の長さが決め手になったのだろう。隣りの田ではすべて掛け終え、天に向いた切り株の端をビニールで覆う作業をしていた。こうしておけば雨が降っても稲稈の中に雨水が入らず、乾燥が早く済む。
帽子をかぶった中学生がおじいさんの手伝いをして紐をビニールに巻いている。連休中日ということで家でも労力として期待しているのかもしれないが、ここが都会の子と違うところだ。9月の内に刈るのは普通作としては早い方だと思う。やはり日照時間が長く気温が高かったせいだろうか。
台風の被害もここ5,6年は皆無で、今年も豊作は間違いない。
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