鹿児島史談会から『鹿児島史談』を恵贈される
先日、鹿児島史談会から『鹿児島史談 百周年記念号』(発行:鹿児島史談会 平成25年10月11日発刊)を恵贈された。 本書掲載の「鹿児島史談会の発足について」(山下玄洋著)によると、鹿児島史談会は大正2年(1913)6月8日、城山公園「浩然亭」において有志9名で発足している。その時のメンバーは次の通り。
猪谷宗五郎 武藤長平 名越那珂次郎 伊地知茂七 加藤雄吉
坂田長愛 東郷重毅 遠矢才二 池田米男
その後の臨時会(6月25日)において、上記人名の他に
阿久根成麿 小村俊秀 中村初枝
の三氏が加わり、都合12名が発足当時の会員であったそうである。参加者の顔触れは、当時の七高や中学の教師たち、新聞にかかわりのある人たちが主なメンバーだったようである。
かくして鹿児島史談会は発足し、爾来連綿と続けられて今年でまる百年を迎えることになった。 総ページ210ページ、投稿数20名、維新を中心に多岐にわたる論考はさすが鹿児島本府のお膝元だ。
会長・伊牟田比呂多氏の巻頭言のあとに、鹿児島県知事と鹿児島市長の「お祝いのことば」が掲載されているのは百年という歴史の重みならではだろう。
今後、我々大隅史談会との交流もお願いしたいものである。
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