かのや第九演奏会(鹿屋市文化会館)
知人が夫婦で出ているという「かのや第九演奏会」のチケットをもらったので、今日の午後、鹿屋市文化会館で観賞した。
地元のかのやオーケストラ が管弦楽演奏を担当し、「歓喜の歌」の合唱は鹿屋市を中心に140名もの人々が応募して4月から月二回の練習に励んだという。
かのやオーケストラは1998年に誕生した大隅半島で唯一の市民オーケストラで、今回の演奏会が12回目の定期演奏会でもあるそうだ。 ベートーベンの交響曲第9番(合唱付き)は四つの楽章からなり、歓喜の歌の合唱は最後の第4楽章の中で歌われる。第2楽章が終わり、休憩ののち第3楽章が始まる前には140名の合唱団はスタンバイして待つ。
約15分の第3楽章が終わると、いよいよ第4楽章がスタート。 最初は弦楽器でも大型のチェロとコントラバスがしばらくメインメロディを演奏する。
その後、4名の若手のうちバスを担当する歌手が朗々と歌い始める。
しばらくするとようやく合唱団の出番だ。4月からの訓練の成果だろうか、聞きごたえのある声々が響き渡った。
ソプラノとアルトの女性歌手は揃えたのか二人とも赤いドレスで美しく歌う。
歌い続けて15、6分だろうか、いよいよクライマックスとなった。
合唱団にも若手歌手たちにも惜しみない拍手と声援が飛んだ。
4人の左手に立つのは指揮者の前田均(ひとし)氏。鹿屋中央高校の校長で、芸大の音楽科卒である。75分の長丁場を指揮するのは大変だったろう。この人にも盛大な拍手が贈られた。
オーケストラと合唱団併せて200名以上の規模の演奏会なんて、そうざらにできるものではない。4月からの修練の賜物と思う。それにしても合唱団の女性の多いことよ。8割が女性である。また、管弦楽演奏者にも女性の姿が多く、4割方を占めているのは特筆される。
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