『恒吉絵地図物語』を寄贈される
昨日の午後、鹿屋市内で大隅史談会の役員会を開催し、終わって家に戻ったらポストに書籍入りのゆうパックがあった。
手にしてみると、曽於市大隅町恒吉に在住の後藤大志郎氏からのもので、すぐに開いてみる。すると本を発刊したので送る旨の手紙が入っており、素晴らしい体裁の『ふるさと 恒吉絵地図物語』が出現した。 後藤氏の主催する「恒吉の歴史を語る会」(2008年発足)と「恒吉日輪会」の共同編集による出版で、後者の日輪会とは氏が6年前まで暮らしていた東京における恒吉出身者の集まりのようである。
本の体裁はやや縦の短いA4版の大きさで、硬い本ではなく、手に取っても読みやすい。
同封の購入案内チラシから―
・・・緑と清流の自然豊かなふるさと恒吉。歴史・文化・生活等さまざまな角度から、恒吉の中近世・近現代そして昭和30年代を再現。カラー「恒吉麓全図」「旧恒吉村全図」(マップ)もついて、ふるさと恒吉の魅力満載です。ふるさとを愛するすべての人たちの共有財産の一冊です。
[目次より]
序 章 ふるさと恒吉―その歴史沿革―
1の章 昭和のつねよし散歩
2の章 つねよしの自然と四季
3の章 つねよし歳時記
4の章 つねよしの歴史エピソード
―書きぶりが、会話体が多く、つい惹きこまれる。またイラストの多用は読む者をして懐かしさ、愛しさを掻き毟るかもしれない。こんなふるさとを持った人々がうらやましい。 恒吉小学校と裏山に当たる中世の山城「恒吉日輪城」。
現存では鹿児島県でも最古に近い石橋「恒吉太鼓橋」と野町の風景。
後藤さんが中心になって5年越しで成し遂げた「ふるさとへの想い・ふるさと愛の結晶」といえるこの本を、多くの人に薦めたい。
本の最後で、後藤さんはこう語る。
「ふるさと恒吉をこよなく愛する人たちに/
あなたの故郷をこよなく愛する全国の人たちに/
そして、父祖の故郷をこよなく愛する百年後の世代に/
心をこめてこの本を贈ります」
『ふるさと恒吉 絵地図物語』 A4変型版 並製カバー 鉱脈社刊
定価2800円
※県内書店・アマゾンで入手可。後藤さんから直接入手なら、まず下記に問い合わせたし。
℡・Fax…099-484ー1137(〒899‐8424 曽於市大隅町恒吉655 後藤大志郎)
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