南九州は火山噴火期に入った?
ここ7年ほど桜島は昭和火口が活発化し、去年は噴火・爆発850回余りで、3年前から毎年900回に迫る回数を上げてきている。
去年の場合、8月以降に噴煙が上空5000mに達する大きな噴火が数回あり、さらなる活発化を印象付けたが、年の暮れに来て南海上の十島群島の諏訪之瀬島の火山が突然のように噴煙を上げ、また年が明けてからは阿蘇山も小規模ではあるが2回ほど噴火した。
桜島の大正大噴火から満100年になったのを記念したわけではないだろうが、ここのところ南九州の活火山は桜島に負けじと目覚め始めている。
今日は気象庁の噴火情報によると、今年5、6、7回目となる噴火を午後4時の時点で記録しており、おそらく最後の噴火による降灰かと思うが、外で庭仕事をしていると、3時半ごろになって急にそれまで晴れていたのに太陽が霞み始めた。
風が強まって寒くなったので慌てて上着をはおり、空を見上げると、太陽がまるでおぼろ月のような姿であった。 午後3時半とあって太陽は南西方向にかなり傾いている。右手の北東方面からの風に乗って、火山灰が太陽を横切るように左手の南東方向へ向かっていたのだ。
南東の吾平町方面がかなり霞んでいる。
真東の肝付町方面はもっと霞みが強く、山の稜線さえはっきりしない。
望遠を使わない普通の広角で写すと、山を覆う灰の上に青空が広がっているのが分かる。
わが家の軽自動車のリアガラスにこびりついた桜島の灰。今朝がた出かける前に水洗いして綺麗になっていたので、この3時半前後の30分ほどの降灰で積もったことになる。
3年前の1月26日に霧島連山の一火山・新燃岳が突如大噴火を起こし、西の風に乗って都城方面に大量の火山灰を降り積もらせた(3センチ前後)ことは記憶に新しいが、あの山も一過性で終わったという証拠は無く、これから連動して行く可能性もあり、南九州の活火山の動きはますます目が離せない。
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