冬枯れを彩る山茶花(鹿屋市打馬・田崎)
昨日今日と二日続けての霜が降り、世間はいよいよ冬枯れ本番を迎えている。去年の冬も寒かったが、今年も今のところ負けてはいない。
初霜は去年が11月1日、今年はかなり遅くて11月23日。ところが12月に入ってからの降霜のペースは驚異的で、去年が9回で例年よりはるかに多かったのだが、今年は何と12回を数え、出遅れた分を穴埋めした。
年が明けてからは2回で、初霜からこれまでの合計は16回。この数字は奇しくも去年と同じである。気象予報士によると夏がえらく暑いと、かえって冬は寒くなって平準を保つのだそうだから、全体としては温暖化傾向にはあるにせよ、不思議なことではないらしい。
田崎神社で買った「かごしま暦」(さつま暦とも言う)によると、昨日の5日が小寒であった。もう寒の入りなのだ。道理で寒い。
寒さがつのると、外は冬枯れ一色となり、今頃は草も樹木も殺風景になる。
そんな中でひとり気(色気)を吐いているのが山茶花。 所用で出かけた打馬町の、とある人家の広い庭の一角に、薄紅色のと純白のとが並んで花を咲かせていた。どちらも八重で、花の着きが尋常ではない。もう盛りを過ぎていたが、それでも賑々しい。
帰りに通った田崎多目的公園の周囲に咲く山茶花。
並木道のような遊歩道に入って見ると、かなりの落花がある。椿と違ってぼたぼたと落ちていないので、これはこれで風趣がある。
一体全体、公園の周りに何本あるのだろうか。100本は、まず、下らない気がする。
日溜まりの中で眺めていると、冬の最中であることを忘れてしまう。少しでも長く咲いていておくれ。
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