日本列島雪の便り
2月初めこそポカポカ陽気だったが、ここへ来て一転して冬将軍の到来となった。
2月7日から8日にかけて降った雪で、関東では千葉県で史上初めて積雪が20センチを超えたというし、新幹線も航空路線もマヒ状態が続いたなどと、全国ニュースのトップで流された。
自分の東京時代、もう今から50年、60年前のことだが、東京の冬はもっと寒かった。まだ幼児のころの記憶だが、道路の真ん中が除雪され、その分道路脇に積み上げられていたのだが、高さは自分の背丈を越えているように思ったことがあった。幼児だから身長といっても6、70センチ位だったろうからえらく積もったように感じたのだろうが、それでも50センチは降ったのではなかろうか。
2、30センチ積もるのは一冬に3回くらいはあったし、高校生の時の記憶では4月上旬に15、6センチ積もるという時ならぬ春の大雪も経験している。この時はさすがに山手線も運休し、学校も休校状態だった。
雪ならずとも霜柱の立つことはしょっちゅうで、霜柱の長さ(高さ)が5センチ以上の日はざらだった。寒いのは東京の北郊だったせいもあるが、道路自体も幹線道路以外、さほど舗装されていないという道路事情が拍車をかけていたと思う。
それでも外で遊ぶから、ひび切れ、あかぎれなどは絶えたことがなかった。まあ「子供は風の子」を地で行くような幼少年期だったからな・・・。
雪合戦・雪だるま遊びも冬の定番―というにはちと降る雪の量が物足りなかったが、それでも坂の多い町だったので、木製のミカン箱を胴体にし、竹の火であぶって曲げたのを脚に取り付けたソリを作って坂道を滑り下りたなんてこともあった。これはたいてい2回も滑ると竹製の脚がガタガタになっておじゃんになったがね・・・。でも、それはそれでワクワクした。
あの頃は手作りの遊び道具というのが多かったなあ。・・・こんなことを思い出していると懐旧の感がぬぐえない。懐かしい。
今日の午前中、岡山にいる息子が向こうの雪の様子を写真付きのメールで送って寄越した。何でも地元のニュースでは「10年来の大雪」と報じているそうだ。 昨日の土曜日に降り続いた雪で住んでいる寮の周りは完全に雪に覆われたようだ。
大きな雪だるまもできている。この大きさだと1週間は溶けずに残っているだろう。
近所の通りも車の轍がかえって雪の積もり具合を表している。でもこのあとの凍結が心配だ。
そう言えば去年は鹿屋でも正月元旦に珍しい雪景色が見られたが、今年は霜は結構降りてはいるのに雪の到来はいまだに無い。わざわざ降らなくても良いが、こういった雪景色をみているとひと雪欲しい気にもなる。
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