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『大隅』57号の校了

 1月下旬から大隅史談会の会誌『大隅』の57号を編集して以来、所要時間に大小はあるものの連日かかわらない日は無く、昨日ようやくほぼ執筆者校正が終わり、今日はUSBメモリーにほぼインプット(記録)し、印刷所へ持って行くことができた。

 「ほぼ」を太字にしたのは、実は完全ではないからで、2名の投稿者の最終校正がまだ到着していないからなのである。二人の分についてはあとで別のメモリーで持参することにして準備を進めていると、何と何と、一人の先生(九大の名誉教授)の分が速達で到着したではないか。

 軽微な訂正であれば出かける前に手直しをし、メモリーに追加してから行こうと思って封を切ると、どうしてどうして訂正箇所はかなり多いうえ、内容が古文書の解読ということもあってパソコン内蔵の漢字辞書に載っていないものもある。

無い字は「作字」して下さい―との朱のコメントには愕然。印刷所に問い合わせると「こちらでできますよ」とのことで一安心した。この原稿にはまだややこしい箇所があるので後回しにし、予定通り、これまでに済んでいる分のメモリーと製本契約の○○万円を持って出掛けることにした。Cimg8190 それにしてもUSBメモリー(2ギガ)の能力にはおそれいる。

 上の会誌は昨年の56号だが、A5版のこの会誌は180ページ あり、さらに今年の57号誌は190ページ以上あるのだが、この両誌がすっぽり入ってなお受容能力の80パーセントは空いているのである。

 つまりわが平均的な大隅史論集10冊分(10年分)が、こんな小さな軽しも軽し10グラムほどの物体の中に納まってしまうのだ。Cimg8191 幅2センチ、長さ6センチ、厚さ1センチ弱の極小集積回路10グラムは、10冊分、重さにして5キロほどの情報量に匹敵するわけだから、図書(図書館も?)はもう必要なくなるかもしれない。

 たとえば蔵書が10万冊ある図書館は、一冊の平均重量が500グラムとすると、重さにして5万㌔(50㌧)の書物を抱えていることになるが、メモリー化すれば 0.5㌧の半導体メモリーに置き換えられる。このメモリーを置く部屋の広さははせいぜい10畳もあれば足りよう。あとはパソコン画面様の再生機を利用人数分だけ置けばよい。このメモリーを家庭でも検索できるようにすれば、図書館に行く必要もない。

 ただし著作権にかかるものはそうは行かないので、そこが難しい。せめて著作権保護期間の切れたものから順次どんどんメモリー化して行けばよいと思う。特に歴史書などの史料集なんか、結構むかしに編纂された物が多いので、著作権に触れる心配もなくメモリー化が可能だろう。

 研究所や資料館、大学の史料編纂所などそういうことを率先して推し進めて行って欲しいものだ。辺陬の地に住んでいる人間には大変ありがたく、貴重なツールになろう。

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