ああ、嗚呼、モンゴル大相撲
モンゴル人横綱がもう一人誕生した。鶴竜である。
これで大相撲の最高位である横綱は三人になったが
、すべてモンゴルからの新参者がタイトルを握ってしまった。
別にモンゴル人が横綱になって悪いとかどうとか言っているのではない。だが、・・・日本人力士はどうした!
外国人力士が増えたのは日本の少年たちが野球やサッカーに熱中して相撲人気が落ちて行ったからだろうと思っていたが、それよりもバブル景気が影響していると今日の報道番組で知った。
ソ連が
崩壊してモンゴルがそのくびきから解放されたのと時を同じくして、日本ではバブルの絶頂期で、誰もが早く金になる道を選択をしている頃、1992年に元大関旭国の大島親方がモンゴル相撲の選手をスカウトしに行ったのが最初のようである。
その時は新弟子募集をして170人から6人に絞って入門させたのだが、その中に居たのが小結まで昇進した旭鷲山で、彼は引退後帰国して実業家となり、その後政治家にもなっている。
モンゴル人にとって相撲の給金もすごいが、その他の懸賞金(ファイトマネー)など収入は本国からすると天文学的数字で、これにより引退後に本国での実業への道が開けたわけだ。
文字通り裸一貫でやって来て汗を流し涙を流し、そして稼いで帰った。窃盗団や詐欺集団を送り込んで稼ぐような愚かでいかさまな隣りの大国とはわけが違う。その点は正々堂々だから文句のつけようがない。それにしても日本人力士の不甲斐なさには目を覆いたくなる。やはりハングリー精神の大きさだろうか。
日本人力士で最後の横綱は若乃花。1998年になってからで、大した活躍もしないうちに引退した。
これから期待できるのはまず遠藤だろう。稀勢の里はもう無理ではないか。むしろ鹿児島出身の兄弟力士・千代丸、千代鳳が楽しみだ。横綱までは無理にしても三役に定着して大いに沸かせてくれればいい。
応援も小粒になったな・・・。
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